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文庫●2022年11月中旬の新刊

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時代小説●文庫新刊情報|2022年11月中旬の新刊(11日→20日)

2022年11月11日から11月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
新刊情報リストを見る

時代小説文庫
柿本みづほさんの『狐小僧、江戸を守る』
時は江戸。十六歳の少年弥六は、かつて幕府と盟を結んでいた大妖怪・白仙と、人間の女の間に産まれた〝半妖〟の子。だが白仙は七年前、突然数多の妖怪達と江戸を襲撃し、姿を消した。以来幕府は怨霊怪異改方は妖怪を厳しく取り締まり、人も暮らしにくい窮屈な世となってしまいました。妖怪×剣戟ノンストップ時代小説の誕生!

坂井希久子さんの『ねじり梅 花暦 居酒屋ぜんや』
居酒屋「ぜんや」の女将・お妙の父がかつて売っていた薬をもとに作られた「龍気補養丹」を改めて売り出すことになった熊吉。養い子だが、少しずつ養い親の只次郎とお妙に心を開き始めたお花。ようやく道が開けてきたかに見えた二人に、新たな災難が降りかかります。お腹と心を満たす、人情時代小説、第3弾。

講談社文庫
泉ゆたかさんの『玉の輿猫 お江戸けもの医 毛玉堂』
谷中感応寺の境内に居を構える「毛玉堂」。動物好きでしっかりもののお美津と、腕は確かだが不愛想な医師・凌雲が営む、動物専門の療養所です。近頃、とってもお利口さんなのに、足腰に問題を抱える犬たちが頻繁に運ばれてきます。その犬たちは全て、浅草寺の犬屋から買われていました。何か原因があるのか、美津は不穏な思いを抱きます。お江戸の獣医さん、もふもふが可愛くほっこりする動物時代小説第2弾。

葉室麟さん、朝井まかてさんほかの『決戦!忠臣蔵』
三百有余年、日本人が愛してやまない涙を流し続けた続けた武家物語『忠臣蔵』を、当代を代表する作家陣が競演します。
収録作品は、葉室麟さん「鬼の影」、朝井まかてさん「妻の一分」、夢枕獏さん「首無しの幽霊」、長浦京さん「冥土の契り」、梶よう子さん「雪の橋」、諸田玲子さん「与五郎の妻」、山本一力「笹の雪」

矢野隆さんの『戦百景 本能寺の変』
織田信長と明智光秀。「本能寺の変」の主役二人が出会ったのは、永禄11年(1568年)のこと。信長は美濃と尾張の二ヵ国の太守。片や光秀は、足利義秋(のちの義昭)に仕える細川藤孝の家人だった。その後信長の直臣となった光秀は出世を重ね、織田家重臣の筆頭格にまで昇りつめます。天下布武を目前にした信長に対して反旗を翻した光秀。日本史最大の謎の真相に迫る、超人気シリーズの書き下ろし歴史長編。

三國青葉さんの『福猫屋 お佐和のねこだすけ』
夫を若くして亡くしたお佐和は広い家にポツンと一人取り残されました。夫を追いかけたいと思うほど落ち込んでいたが、そこへ腹の大きな野良猫が迷い込みます。福と名づけたその猫の面倒を見るうちに心癒やされ、お佐和は立ち直りを見せます。そんなある日、繁蔵の長屋の大家から福に「ネズミ捕り」の依頼が舞い込みました。それは、佐和が江戸時代のペットショップ「福猫屋」が始まるきっかけとなりました……。

集英社文庫
篠綾子さんの『花と舞と 一人静』
時代に翻弄されながらも、芸の道と恋の道もどちらも我がものとし、己の足で立ち上がる静御前の生涯を描く傑作長編。

矢野隆さんの『至誠の残滓』
幕末に死んだはずの元新選組・原田左之助は、松山勝と改名して東京の片隅で古物屋を営んでいました。明治11年8月、彼は警部補として新政府に出仕している藤田五郎(斎藤一)から人買いなど悪事に手を染める元長州藩の士族を調べて欲しいと依頼されます。調査を進めると、予想外な真相に辿り着きました。新選組の生き残りの活躍を描く、ノンストップ時代小説。

植松三十里さんの『家康を愛した女たち』
正室築山殿はじめ親族の女たちと、戦国を共に生き抜いた側室や北政所ら戦友たる女たちが語る私だけが知る家康。別の視点から大河ドラマを楽しむための歴史小説。

!おすすめ度
:読みたい/入手したい
:新装版/復刊
:気になる/チェックしたい
:文庫書き下ろし

●11月11日発売 コスミック出版・コスミック時代文庫
『人情めし江戸屋 地獄の火消し』 倉阪鬼一郎 『人情めし江戸屋 地獄の火消し』
『殿さま忍者 秘めし恋のゆくえ』 聖龍人 『殿さま忍者 秘めし恋のゆくえ』
『将軍側目付 暴れ隼人』 吉田雄亮 『将軍側目付 暴れ隼人』
『貧乏旗本 恋情剣法』 山手樹一郎 『貧乏旗本 恋情剣法』
●11月11日発売 祥伝社・祥伝社文庫
『龍馬を守った新撰組 禁断の幕末維新史』 加治将一 『龍馬を守った新撰組 禁断の幕末維新史』
●11月15日発売 角川春樹事務所・時代小説文庫
『狐小僧、江戸を守る』 柿本みづほ 『狐小僧、江戸を守る』
『ねじり梅 花暦 居酒屋ぜんや』
→記事:新たな災難が降りかかる。戸惑い悩み、成長するお花に瞠目
坂井希久子 『ねじり梅 花暦 居酒屋ぜんや』
『思いの深さの花火弁当 はるの味だより』 佐々木禎子 『思いの深さの花火弁当 はるの味だより』
『銀二貫』 高田郁 『銀二貫』
『匂い松茸 一膳めし屋丸九(八)』 中島久枝 『匂い松茸 一膳めし屋丸九(八)』
●11月15日発売 講談社・講談社文庫
『匂い松茸 一膳めし屋丸九(八)』 中島久枝 『匂い松茸 一膳めし屋丸九(八)』
『Cocoon 京都・不死篇3-愁-』 夏原エヰジ 『Cocoon 京都・不死篇3-愁-』
『玉の輿猫 お江戸けもの医 毛玉堂』
→記事:「2022年11月中旬の新刊(文庫)」をアップ
泉ゆたか 『玉の輿猫 お江戸けもの医 毛玉堂』
『決戦!忠臣蔵』 葉室麟、朝井まかてほか 『決戦!忠臣蔵』
『戦百景 本能寺の変』 矢野隆 『戦百景 本能寺の変』
『福猫屋 お佐和のねこだすけ』
→記事:ねこだすけは人助け。人と猫との縁を結ぶ「福猫屋」店開き
→記事:猫への恩返しで始めた商いが心を温める、江戸動物小説
三國青葉 『福猫屋 お佐和のねこだすけ』
●11月17日発売 三笠書房・知的生きかた文庫
『日本史の有名人たち ホントの評価: 偉人たちの「隠れた一面」から、歴史の真相が見えてくる!』 山本博文監修 『日本史の有名人たち ホントの評価: 偉人たちの「隠れた一面」から、歴史の真相が見えてくる!』
●11月18日発売 PHP研究所・PHP文芸文庫
『文蔵2022.12』
→記事:『文蔵2022.12』特集は、山口惠以子デビュー十五年の軌跡
「文蔵」編集部編集 『文蔵2022.12』
●11月18日発売 集英社・集英社文庫
『花と舞と 一人静』 篠綾子 『花と舞と 一人静』
『至誠の残滓』 矢野隆 『至誠の残滓』
『家康を愛した女たち』
→記事:私だけが知っている家康秘話。女性視点で戦国の世を描く
→記事:祖母、母、妻……家族に見せる家康の顔と将軍家ができるまで
植松三十里 『家康を愛した女たち』
『獄門首に誓った女 九代目長兵衛口入稼業 四』 小杉健治 『獄門首に誓った女 九代目長兵衛口入稼業 四』
『暗夜奇譚 狐火恋慕』 瀬川貴次 『暗夜奇譚 狐火恋慕』

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単行本★2022年11月の新刊
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