時代小説●文庫新刊情報|2020年10月中旬の新刊(11日→20日)
2020年10月11日から10月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
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双葉文庫の新刊に注目しています。
芝村凉也さんの『長屋道場騒動記【八】-迷い熊笑う』。
惠比壽屋父娘を巻き込む十河藩の世継ぎを巡る抗争。そんななか、間野生馬の父源心、そして生馬にまつわる過去の衝撃の事実が判明します。大好きなシリーズもいよいよ、最終巻を迎えます。
金子成人さんの『ごんげん長屋つれづれ帖【一】-かみなりお勝』。
「ごんげん長屋」に住むお勝は、気っ風がよくて情に厚く、「かみなりお勝」とあだ名される彼女の周りでは、なにかと騒動が巻き起こります。笑いと人情たっぷりの江戸の市井のホームドラマ開幕。
祥伝社文庫の新刊も楽しみです。
あさのあつこさんの『人を乞う』。
政の闇に翻弄された天羽藩上士の子・藤士郎と異母兄の左京。父の死を乗り越え、二人が選んだ道とは。『天を灼く』『地に滾る』に続く、青春時代小説シリーズ、感動の完結編!
今村翔吾さんの『襲大鳳(下) 羽州ぼろ鳶組』。
新庄藩火消頭〝火喰鳥〟松永源吾は、尾張藩中屋敷を襲う猛火の中、もう一人の鳳と邂逅を果たします。仲間を、友を、誰かを〝信じる〟ことが未来を紡ぐと、源吾はひたむきに炎と闘います。お待たせの下巻、登場。
講談社文庫の新刊では、知野みさきさんの『江戸は浅草3 桃と桜』が出ます。
橋場町の川沿いで猫の桃を探していた、真一郎に人殺しの疑いがかけられます。番屋に囚われたなか、疑いを晴らすべく下町長屋の仲間と奔走します。江戸の人情と色恋が鮮やかに描かれる人気シリーズ第3弾です。
時代小説文庫の新刊も要チェック。
岡本さとるさんの『希望 熱血一刀流(三)』。
練塀小路に剣術道場を構える、小野派一刀流の中西忠太。ある日、弟子たちが町で大喧嘩に遭遇し、仲裁に入るも逆に牙を剥かれ、挑発に乗って暴れてしまいます。
宮本紀子さんの『寒紅と恋 小間もの丸藤看板姉妹(三)』。
小間物商「丸藤」の看板姉妹・おてんばな姉里久と小町娘の桃が、力を合わせて商いに奮闘し、恋に惑う、好評シリーズの第3弾です。
今年も手帳を買い替える季節になりました。
吉川弘文館からは『歴史手帳2021年版』、山川出版社からは『2021年版 山川歴史手帳』が出ます。
『歴史手帳2021年版』は、ここ数年愛用していましたが、2020年版はコロナ禍で出かけることが減って、予定を書き込んだページが少なくなってしまいました。
!おすすめ度
★:読みたい/入手したい
■:新装版/復刊
♪ :気になる/チェックしたい
◎:文庫書き下ろし
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