[し] 渋沢栄一|しぶさわえいいち|幕臣、官僚、実業家|幕末、明治
新しい1万円札の肖像画に選ばれて、2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の主役となる、渋沢栄一。
幕末には、尊皇攘夷を信奉する地方出身の若者から、一橋(徳川)慶喜の側近に転じました。明治には官僚を経て、多くの会社を興した大実業家と知られています。
実業家のイメージから描いた作品としては、経済小説の第一人者だった、城山三郎さんの『雄気堂々』があります。
歴史小説の巨匠、津本陽さんの『小説 渋沢栄一』は、骨太な筆致で描く、長編歴史小説です。
鹿島茂さんの『渋沢栄一 上 算盤篇』『渋沢栄一 下 論語篇』は、栄一の著書『論語と算盤』になぞらえたタイトルで、栄一の波乱万丈の人生を描いた評伝。
DATA
生誕:天保11年(1840年)
死没:昭和6年(1931年)11月11日
出身地:武蔵国榛沢郡血洗島村
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時代小説リスト
★:おすすめ、♪:気になる
★ | 『小説 渋沢栄一(上)』 | 津本陽 | (幻冬舎・幻冬舎文庫、2007年2月刊) | 長編 | |||
★ | 『小説 渋沢栄一(下)』 | 津本陽 | (幻冬舎・幻冬舎文庫、2007年2月刊) | 長編 | |||
★ | 『雄気堂々(上)』 | 城山三郎 | (新潮社・新潮文庫、1976年5月刊) | 長編 | |||
★ | 『雄気堂々(下)』 | 城山三郎 | (新潮社・新潮文庫、1976年5月刊) | 長編 | |||
♪ | 『渋沢栄一 人間の礎』 | 童門冬二 | (集英社・集英社文庫、2019年10月刊) | 長編 | |||
★ | 『渋沢栄一 上 算盤篇』 | 鹿島茂 | (文藝春秋・文春文庫、2013年8月刊) | 長編 | |||
★ | 『渋沢栄一 下 論語篇』 | 鹿島茂 | (文藝春秋・文春文庫、2013年8月刊) | 長編 |