大正・昭和 遭敵海域(2) C・W・ニコルさんの『遭敵海域 (文春文庫)』を読了した。第一次世界大戦直前から勃発までを描いた戦争小説である。紀州太地の鯨捕りの若者甚助の活躍を描いた海洋時代小説の傑作『勇魚〈上〉 (文春文庫)』からの流れで、読み続けているが、時代は大正... 2019.10.27 大正・昭和
伝奇 闇と影の百年戦争(1) 今日の朝日新聞の「be on Saturday」に大丸の奥田務社長が登場した。大丸は、1717年京都伏見に開業と書かれていた。享保二年にあたるから八代将軍吉宗の頃である。下村彦右衛門正啓が初代。南原幹雄さんの『闇と影の百年戦争 (徳間文庫)... 伝奇
市井人情 神田堀八つ下がり―河岸の夕映え(1) 宇江佐真理さんの最新文庫『神田堀八つ下がり―河岸の夕映え (徳間文庫)』を入手する。宇江佐さんの作品は読み味がよくて、お気に入り。今回は、御厩河岸、竈河岸、浜町河岸など、6つの河岸を舞台にした6つの人情話を収録し、ほろり&ほんわかが期待でき... 市井人情
捕物 鬼勘犯科帳―初代火盗改・中山勘解由(1) 豊島屋本店の吉村さんの紹介で、池端洋介さんの『鬼勘犯科帳―初代火盗改・中山勘解由 (コスミック・時代文庫)』を入手した。鬼平こと火附盗賊改方長官の長谷川平蔵は、超有名な時代小説キャラクターになっている。池波正太郎さんの作品以外にも、高橋克彦... 捕物
江戸学 守貞謾稿(1) 今朝の「めざましテレビ」(フジテレビ)を見ていたら、新潟県三条市の「凧揚げ(いかあげ)合戦」を取り上げていた。隣の見附市も旧中ノ島町と刈谷田川を挟んで「凧揚げ合戦」を大掛かりにやっているが、「いかあげ」とは言っていなかったように記憶している... 江戸学