捕物 髭麻呂 王朝捕物控え(3) 諸田玲子さんの『髭麻呂 王朝捕物控え (集英社文庫)』を読み終える。主人公の髭麻呂こと藤原資麻呂(ふじわらのすけまろ)は、検非違使庁(けびいしちょう)に勤める看督長(かどのおさ)という下位の官人、今でいう警察の刑事といったところ。血を見ただ... 捕物
伝奇 安政五年の大脱走(3) 第72回日本ダービーは、史上もっとも支持された一番人気のディープインパクトが衝撃的な強さを印象付けて優勝した。無敗の一番人気ながら2400mを堂々と逃げ切ったミホノブルボンや三冠馬ナリタブライアンに匹敵する強いレース振りで感動した。本日、五... 伝奇
武家 御鑓拝借―酔いどれ小籐次留書(1) 応援している競走馬タップダンスシチーが金鯱賞(きんこしょう)というレースで優勝した。重賞(GII)という大きなレースでの勝利だが、何よりも素晴らしいのは8歳、人で言えば40歳後半ぐらい(?)同期の馬たちはほとんど引退している中で、若々しい活... 武家
捕物 髭麻呂 王朝捕物控え(2) 『髭麻呂 王朝捕物控え (集英社文庫)』を読みながら考えた。時代小説で平安時代を取り上げた作品は少ない。夢枕獏さんの『陰陽師(おんみょうじ) (文春文庫)』や平岩弓枝さんの『平安妖異伝 (新潮文庫)』などの怪異ものか、『源氏物語』にモチーフ... 2020.01.13 捕物
捕物 髭麻呂 王朝捕物控え(1) 最近お気に入りの時代小説家諸田玲子さんの最新文庫『髭麻呂 王朝捕物控え (集英社文庫)』を入手する。諸田さんというと毎回いろいろな新しい題材に取り組む引き出しの多い人であり、今回はどんな趣向があるのか、とても楽しみだ。帯には「謎の盗賊“蹴速... 捕物