市井人情

御宿かわせみの不思議

久々に『鬼女の花摘み 御宿かわせみ30』を読んでいる。物語の舞台となっている時代はいつなのか? おるいや東吾たちの年齢はいくつになったのか? 軍艦操練所に通っている東吾が、姫路藩で建造されたばかりの速鳥丸の操船指導に携わるというシーンが出て...
剣豪

時代小説の挿絵画家中一弥さん

池波正太郎作品の挿絵を数多く手がけてきた中一弥さんの挿絵原画展が、台東区西浅草にある池波正太郎記念文庫で9月16日(金)~12月14日(水) の期間、開催される。今年九十五歳でなお第一線で活躍される中さんは、作家逢坂剛さんの実父としても知ら...
作家

北原亞以子さんが吉川英治文学賞

家族が最近、時代小説をよく読むようになった。お気に入りは、諸田玲子さん、宇江佐真理さんの文庫作品。それに、北原亞以子さんの「慶次郎縁側日記」シリーズもよく読んでいる。先日、『深川澪通り木戸番小屋』をすすめたら、面白かったらしく続編に興味を持...
作家

藤沢周平の世界展が待ち遠しい

世田谷文学館のホームページを見たら、「藤沢周平の世界展」の展示内容とイベントの告知が掲載されていた。9月17日(土)~10月30日(日)が開催期間。本展では、藤沢周平さんの没後、家族の手元で保存されていた原稿、創作資料、蔵書などを一挙初公開...
市井人情

江戸を感じさせる捕物帳

杉本章子さんの「信太郎人情始末帖」シリーズの第3弾『狐釣り』が文庫になった。杉本さんは明治初期に活躍した浮世絵師小林清親を主人公とした『東京新大橋雨中図』で、第100回直木賞を受賞した実力派の時代小説作家。そのほかにも、江戸の草創名主で「江...