戦国

宮本昌孝ワールド炸裂!

『ふたり道三』を読了する。この本を読んで時代小説ファンで良かったとしみじみと思った。ジェットコースターのようなストーリー展開で、ヤマ場の連続。作者の旺盛なサービス精神に感謝。司馬遼太郎さんの『国盗り物語』で人物像が出来上がった観のある、斎藤...
歴史読み物

江戸の道案内人、中江克己さん

中江克己さんの『「お江戸」の素朴な大疑問』を入手した。もともと江戸を舞台にした時代小説が好きだったことと、最近、江戸に関することを聞かれたり、書いたりすることがあり、肩の凝らない形で、多少知識武装をしたいということから、この新刊を手に取った...
ブックガイド

箱根で時代小説を

週末、家族と箱根へ出かけた。赤や黄に色づき始めた山が美しく、秋の風情を満喫できた。今回は初めて箱根神社を訪れる。芦ノ湖に鳥居を浮かべるこの神社は、奈良時代末期に創建され、源頼朝や北条早雲・氏綱、徳川家康らの寄進を集めた名社で、なかなか風情が...
幕末維新

北方謙三版新選組が楽しみ

北方謙三さんというと、『武王の門』から始まる南北朝物や『三国志』や『水滸伝』といった中国時代物など、熱い漢(おとこ)たちを描かせたら天下一品である。先日、TVを見ていたら、シガーや酒、万年筆など、北方謙三さんのライフスタイルを取り上げていた...
幕末維新

時代ヒーロー小説、最高の見せ場

エンターテインメント時代小説で、ヒーローの最高の見せ場の一つが、命を懸けて愛する者を救いに行くシーン。とくに主人公が、囚われの身の恋人を助けに赴くが、邪悪で権力をもつ(ときには好色な)敵が前に立ちはだかる。しかも、そこは警固が厳しく、難攻不...