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幕末維新

アームストロング砲と佐賀藩

彰義隊の戦いについて調べているうちに、アームストロング砲のことが気になりだして、『アームストロング砲』(司馬遼太郎著)を入手した。アームストロング砲は、幕末随一の科学先進藩、佐賀藩で製造された高性能大砲のことで、彰義隊の戦いをわずか半日で壊...
剣豪

日光社参と大納言家基

佐伯泰英さんの『居眠り磐音 江戸双紙 夏燕ノ道』を読み終えた。深川六間堀に住む浪人坂崎磐音を主人公としたシリーズは快調なペースで巻を積み上げて第十四弾になる。今回の読みどころは、十代将軍家治の日光社参をメインに描いたところ。 日光社参は徳川...
武家

ビルドゥングスロマンと時代小説

宮本昌孝さんの『夏雲あがれ』上下巻を読了する。読書中はハラハラわくわくで、読後の清爽感がバツグン。青春時代小説の醍醐味が満喫できる作品。 江戸時代後期、東海地方のとある小藩で、今まさに別れをつげようとする仲良し三人組。馬廻組百二十石の曽根仙...
市井人情

双葉文庫と時代小説

帯に南伸坊さんのおむすび顔のイラストが入ることでおなじみの双葉文庫。佐伯泰英さんの「居眠り磐音 江戸双紙」シリーズの最新刊『夏燕ノ道』を入手すべく、書店のコーナーを見ると、文庫書下ろしの時代小説のラインナップが充実しているのに気づいた。 佐...
人物

ランチェスター戦略と織田信長

衆院選挙の報道で、小泉首相の愛読書として『信長の棺』が紹介され、ベストセラーになっている。時代小説好きということを知っている周りの人から、もう読んだ?って聞かれて、少し困っている。未読のままだ。主義主張があってというわけではないので、近日中...