武家 藤沢周平作品と犬 新潮文庫から出ている『時代小説―読切御免〈第4巻〉』を読み始めた。今を代表する人気時代小説作家の短篇7編を収録したアンソロジーだ。1巻~3巻同様にラインナップが豪華で気に入っている。今回も藤沢周平さん、北方謙三さん、鈴木輝一郎さん、火坂雅志... 武家江戸痛快
剣豪 『真剣』はあとがき、解説まで会心作 『真剣 新陰流を創った男、上泉伊勢守信綱』を読了する。ほとんどが通勤時間を利用しての読書だったために、少しずつ咀嚼するようにゆっくりと時間をかけて読んだ。そのせいもあり、毎日ワクワクしながら物語の展開を楽しめた。新陰流の流祖で剣聖と呼ばれる... 2023.01.25 剣豪戦国
捕物 女房の家出と三行半 佐藤雅美さんの『疑惑 半次捕物控』を読了。またしてもやられたという感じで、作者のストーリーテリングの妙にはまった。今回も、岡っ引きの半次は事件ばかりでなく、周囲の人物にも翻弄される。金の匂いを嗅ぎつけて半次にまとわりつく浪人・蟋蟀小三郎。何... 捕物江戸
捕物 拝領屋敷と地守 佐藤雅美さんの本を読んでいると、江戸に関する知識がついてためになる。たとえば、『疑惑 半次捕物控』では、拝領屋敷のことが物語に登場し、テーマになった捕物話が載っている。「吉兵衛が浜松屋茂左衛門の下谷御成街道の、家質に入っていて流れた間口十間... 捕物江戸
市井人情 蟋蟀小三郎、再登場 佐藤雅美(さとうまさよし)さんの最新文庫『疑惑 半次捕物控』を読み始める。岡っ引きの材木町の半次が活躍する捕物小説。シリーズ前作『命みょうが』で登場した、元越前丸岡藩藩士(有馬家)の蟋蟀小三郎(こおろぎこさぶろう)こと、国見小三郎が再び登場... 市井人情捕物江戸