剣豪

恐るべき青年剣士、日向森之助

北方謙三さんの『鬼哭の剣』を読んでいる。今回は、日向景一郎の弟、森之助を主人公に物語が進む。薬種問屋の使いで、薬種採取をする菱田多三郎のいる越後糸魚川を訪れた森之助の青春を描いていく。十五歳になった森之助。幼いころから二十歳になったら、兄と...
剣豪

北方謙三のハードボイルド剣豪小説

北方謙三さんの『鬼哭の剣』を読み始めた。『風樹の剣』『降魔の剣』『絶影の剣』に続く「日向景一郎シリーズ」の第四弾である。北方さんというと、新感覚で南北朝時代を描いたり、「三国志」や「水滸伝」などに題材をとった中国歴史小説で活躍されている。こ...
剣豪

ほぼ日刊時代小説―3月の検索語ベスト20

あー、困った今日もネタ切れ。というわけで、「ほぼ日刊時代小説」の3月の検索語ベスト20を発表する。3月の順位(2月の順位) 検索語 検索数1位(1位) 時代小説 1362位(6位) 小説 513位(13位) 居眠り磐音 484位(2位) こ...
江戸

上州で思い出される時代小説

この週末、実家の行事で越後湯沢に行った。越後湯沢に行ったの二度目だが、今回は初めて東京から車で出かけた。関越自動車道を行ったわけだが、パーキングエリアでもらったガイドを見ても、史跡は記載されておらず、素通りすることになった。道々、群馬(=上...
市井人情

大坂を描く時代小説の面白さ

引き続き、築山桂さんの『一文字屋お紅実事件帳 紅珊瑚の簪』を読んでいる。司馬遼太郎さんの短篇など、江戸時代の大坂を描いた時代小説はいくつかある。それらの作品に共通する面白さは、主人公が武士ではなく、商人である点だ。もともと大坂では武士は少な...