剣豪

北方謙三のハードボイルド剣豪小説

北方謙三さんの『鬼哭の剣』を読み始めた。『風樹の剣』『降魔の剣』『絶影の剣』に続く「日向景一郎シリーズ」の第四弾である。北方さんというと、新感覚で南北朝時代を描いたり、「三国志」や「水滸伝」などに題材をとった中国歴史小説で活躍されている。こ...
剣豪

ほぼ日刊時代小説―3月の検索語ベスト20

あー、困った今日もネタ切れ。というわけで、「ほぼ日刊時代小説」の3月の検索語ベスト20を発表する。3月の順位(2月の順位) 検索語 検索数1位(1位) 時代小説 1362位(6位) 小説 513位(13位) 居眠り磐音 484位(2位) こ...
江戸

上州で思い出される時代小説

この週末、実家の行事で越後湯沢に行った。越後湯沢に行ったの二度目だが、今回は初めて東京から車で出かけた。関越自動車道を行ったわけだが、パーキングエリアでもらったガイドを見ても、史跡は記載されておらず、素通りすることになった。道々、群馬(=上...
市井人情

大坂を描く時代小説の面白さ

引き続き、築山桂さんの『一文字屋お紅実事件帳 紅珊瑚の簪』を読んでいる。司馬遼太郎さんの短篇など、江戸時代の大坂を描いた時代小説はいくつかある。それらの作品に共通する面白さは、主人公が武士ではなく、商人である点だ。もともと大坂では武士は少な...
市井人情

大坂の町娘が活躍する時代小説

最近、江戸だけに飽き足らず、大坂に関心を持ち始めている私。築山桂さんの新刊、『紅珊瑚の簪(かんざし)』を読み始める。築山さんは、『浪華の翔風(なにわのかぜ)』を読んで以来、とても気になっている女性時代小説家だ。プロフィールによると、京都府生...