江戸

将棋に懸ける男たちを描く時代小説

湯川博士(ゆかわひろし)さんの『大江戸将棋所 伊藤宗印伝』を読み始めた。江戸中期の将棋五世名人伊藤宗印の波乱の生涯を描く異色の時代小説。作者は、『将棋ジャーナル』(休刊)編集長を経て、将棋に関する著書を多数発表されている方で、将棋ペンクラブ...
伝奇

朝鮮通信使と徳川家康の密約

荒山徹さんの『魔岩伝説』を読み終えた。前作『魔風海峡』から時代が二百年下った文化八年(1811)に舞台を移し、泰平の時代をどう描くか興味深かったが、荒山さんはとんでもない物語を作り上げていた。五十年ぶりに朝鮮通信使が来日する直前、その窓口と...
人物

気になる新刊情報

湯けむり浄土―花輪大八湯守り日記 (中公文庫)作者: 高橋義夫出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/05メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る新庄領外れの山深い湯治場、肘折温泉。二十歳の藩士で具足術の名手・花輪...
江戸検

江戸文化歴史検定は11月3日、青学で

第1回江戸文化歴史検定の実施要項が発表された。詳細は以下の通り。試験日:2006年11月3日(金)文化の日会場:青山学院大学青山キャンパス(東京都渋谷区)実施級:3級・2級(1級は第2回より実施の予定)試験時間:90分(3級・2級とも)出題...
伝奇

知恵伊豆vs.水戸光圀の対決が見どころ

上田秀人さんの『織江緋之介見参 不忘の太刀(わすれじのたち)』を読んだ。文庫本の発売は1年ぐらい前で、ずっと気にかかりながら読めずにいた本で、スッキリした。上田さんは『竜門の衛』でデビュー以来、文庫書下ろしで10タイトルほど、長編をリリース...