作家 新人作家の応援団を務める森村誠一さん 今井絵美子さんの『雀の宿』を読み始めた。『鷺の墓』に続く瀬戸内の小藩の藩士・保坂市之進を主人公とした、連作シリーズの第2弾である。今井さんは、2003年に「小日向源伍の終わらない夏」で第10回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞を受賞されてい... 作家武家江戸
ユーモア 新潮文庫 6月の新刊より 米村圭伍さんの『紀文大尽舞』が刊行された。戯作者の卵・お夢が、将軍継承をめぐる大暗闘を描く歴史ミステリー。米村さんのお得意の、ユーモアたっぷりのホラ話がたのしみ。紀文大尽舞 (新潮文庫)作者: 米村圭伍出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2... ユーモア新刊情報江戸
ドラマ 「次郎長 背負い富士」と山本一力さん 山本一力さんの『背負い富士』を原作に、NHK木曜時代劇「次郎長 背負い富士」の放送が本日より始まった。時代小説ほど時代劇には関心がないほうだが、山本作品がどのようにドラマ化されるか気になって第1回を見た。次郎長を演じるのは中村雅俊さんだが、... ドラマ市井人情江戸
人物 江川太郎左衛門英龍と鳥居耀蔵 佐々木譲さんの『幕臣たちと技術立国』を読み始めた。幕末、近代化へ向けて活躍した開明思想をもつ3人の幕臣の事跡を綴った読み物である。明治維新ではなく、開国を期に近代化が始まったという視点は、新鮮であり、かつ十分納得できる。海防や高性能な溶鉱炉... 2019.10.29 人物幕末維新歴史読み物
人物 読み終わった後、将棋を指したくなる時代小説 湯川博士さんの『大江戸将棋所 伊藤宗印伝』を読み終えた。江戸中期に活躍した将棋五世名人伊藤宗印の生涯を描く、この時代小説の最大の特徴は、当時の棋譜を33点も掲載し、駒の動きも解説している点だ。リアリティと臨場感に満ち、棋譜を通して、その時代... 2019.11.04 人物江戸芸道