平安 「小説新潮」と山本周五郎賞 「小説新潮」7月号で、山本周五郎賞記念特集をやっていた。第十九回山本周五郎賞は宇月原晴明さんの『安徳天皇漂海記』である。文芸評論家の縄田一男さんによる受賞者インタビューも掲載されている。宇月原さんの作品は、気になりながらも未読。これを機会に... 平安文学賞
お知らせ どうしたら、時代小説の読書録を更新できるか? 今月に入って、「時代小説SHOW」の読書録を更新できていない。この間、アクセスしていただいた人には大変申し訳ないと思っている。そのことが自分の中にストレスとして溜まっている。さて、いったいどうしたら、「時代小説SHOW」を更新できるようにな... お知らせ
武家 「武士の家計簿」と下級藩士の懐具合 遅ればせながら、磯田道史(いそだみちふみ)さんの『武士の家計簿 「加賀藩御算用者」の幕末維新』を読み始めた。時代小説ではないが、幕末から明治初期にかけての武士・士族の経済状態がわかる面白そうな読み物である。著者の磯田さんは、金沢藩の下級武士... 武家歴史読み物江戸
剣豪 「居眠り磐音」の新刊広告は面白い 日曜日(6/18)の朝日新聞の朝刊に掲載された広告を見ていて、「やられた!」と思った。双葉文庫で佐伯泰英さんの「居眠り磐音 江戸双紙」シリーズの最新刊『捨雛ノ川(すてひなのかわ)』の発刊を告げる全5段サイズ(1Pの下1/3のサイズ)の広告で... 剣豪江戸痛快
ユーモア 現代の戯作者が描く、紀文立志伝 米村圭伍さんの『紀文大尽舞』を読み終えた。花のお江戸で女だてらに戯作者(江戸時代の小説家)を目指す、湯屋真砂湯の娘・お夢。蜜柑(みかん)船で一夜にして財をなした豪商紀伊国屋文左衛門(紀文)の一代記を書くために、その跡を追い回した。紀文に吉原... ユーモア江戸経済