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古地図

江戸と東京を行き来できる地図

最近、時代小説を読む際に、江戸切絵図(江戸時代の地図)で場所をたどることが多いせいか、だいぶ江戸の町の位置関係がわかってきたような気がする。ところが、その場所が今の東京のどこに当たるのかがイメージしにくくなった。 江戸の地図と東京の地図を左...
市井人情

競馬と時代小説作家

石月正広さんの『笑う花魁』を読み始めた。最近、講談社文庫で力を入れている、時代小説書き下ろしの一作品である。時代小説の文庫書き下ろしは、佐伯泰英さんの登場以降、最近、多くの文芸書の出版社で見られる傾向である。しかし、講談社のように、大衆文芸...
江戸

ゲンダイネットと時代小説

「Google アラート」で時代小説のニュースをキャッチしようとしている話は以前にこのブログで書いたと思う。時代小説というテーマはニュース性がさほど高く、新聞やニュースサイトの題材になることが少ない成果、1週間に1回ぐらいしか配信されてこな...
室町

岩井三四二さんと室町時代小説

なぜか、室町時代を舞台にした時代小説に惹かれる。とくに籤引きで選ばれた六代将軍・足利義教の時代は気になる。岩井三四二さんの『月ノ浦惣庄公事置書(つきのうらそうしょうくじのおきがき)』は、正長元年(1428)十一月、ちょうど義教が籤引きで将軍...
市井人情

ピカレスクでなく、爽快な股旅小説

『草笛の音次郎』を読み終えた。江戸市井小説を得意とする山本一力さんが股旅を書くというので意外な感じがして、読む前はどんな展開になるのか、山本さんの読み味のよさがそこにもあるのか半信半疑だった。 しかし、読み始めると、物語の世界に引き込まれ、...