捕物浮世絵師・鈴木春信の世界を捕物に 山内美樹子さんの『十六夜華泥棒』を読んだ。江戸中期を代表する美女・笠森お仙を探偵役にした捕物帳。「曲水の宴」「流星菊寿七変化」「五月雨琴の音遊び」「十六夜華泥棒」の連作4編を収録している。いずれの話でもお仙に匹敵するような美女たちが登場する...捕物江戸
伝奇幕府vs津軽家、忍びの暗闘が見どころ 獏不次男さんの『津軽隠密秘帖』を読了。弘前藩津軽家は、津軽為信のよって南部氏から独立する形で興された。政治の中心から外れた北端の藩のせいか、これまで時代小説で取り上げられることは少なかった。 津軽隠密秘帖 作者: 獏不次男 出版社/メーカー... 2020.03.28伝奇忍者・忍び江戸
市井人情江戸の花火と鍵屋、玉屋 山内美樹子さんの『十六夜華泥棒』は江戸情緒を感じさせる捕物小説。読んでいたら、江戸の花火について解説されていた箇所があり、興味深かった。 十六夜華泥棒―鍵屋お仙見立絵解き (光文社時代小説文庫) 作者: 山内美樹子 出版社/メーカー: 光文... 2020.06.02市井人情捕物江戸
捕物江戸の美女、笠森お仙が活躍する捕物帳 山内美樹子さんの『十六夜華泥棒』を読んでいる。明和年間(田沼意次の時代)、浮世絵師の鈴木春信の錦絵のモデルとなり、人気者になった谷中・笠森稲荷の茶汲み娘・鍵屋お仙。そのお仙がヒロインとして活躍する捕物帳だ。 十六夜華泥棒―鍵屋お仙見立絵解き...捕物江戸
歴史読み物『土芥寇讎記』は藩主たちの通信簿 磯田道史さんの『殿様の通信簿』によれば、『土芥寇讎記』には藩主の官位・家紋・年齢・家族歴・領地のこと・藩士の風俗など細かいことまで書かれている。とくに藩主の性格や言動などの記述は興味深いものがある。 殿様の通信簿 作者: 磯田道史 出版社/...歴史読み物江戸学