伝奇小野次郎右衛門忠常とその弟忠也 上田秀人さんの『孤影の太刀』を読み始めた。この時代小説の主人公は、織江緋之助こと、小野派一刀流の小野次郎右衛門忠常の息子友悟。小野派一刀流は、剣聖として名高い伊藤一刀斎の直弟子、神子上典膳(みこがみてんぜん)が開祖。 孤影の太刀―織江緋之介... 2019.11.30伝奇剣豪江戸
作家『火天の城』の山本兼一さんの取材術 日経BPの「デジタルARENA」を読んでいたら、作家の山本兼一さんのエッセイが掲載されていた。山本さんは、信長の鷹匠を描いた『戦国秘録 白鷹伝』(祥伝社)で注目され、『火天の城』(文藝春秋)で第11回松本清張賞受賞の時代小説の書き手。関係者...作家戦国
伝奇百人以上の刺客を斬りまくる、鷹森真九郎 荒崎一海さんの『闇を斬る 霖雨蕭蕭』を読んだ。直心影流の剣客・鷹森真九郎が活躍するシリーズ第五弾。このシリーズの魅力の一つは、真九郎の見せるチャンバラシーン。毎巻、20人以上の刺客を倒していき、5巻めで既に100人斬りを果している。一冊の中...伝奇剣豪江戸
お知らせ東京新聞に『殿様の通信簿』の書評掲載 7月16日の東京新聞朝刊に、『殿様の通信簿』の書評が掲載された。理流というウェブと同じペンネームを使わせていただいたが、編集の都合上、時代小説評論家として紹介していただいた。自分の書いたものが新聞の活字になるのはやっぱりうれしい。 『殿様の... 2023.04.20お知らせ東京新聞歴史読み物江戸
捕物拍子郎とおあさの若い二人の恋が気になる 松井今朝子さんの『二枚目 並木拍子郎種取帳』を読み終えた。人情味あふれる解決ぶりで読み味がいい捕物小説。 二枚目―並木拍子郎種取帳 (時代小説文庫) 作者: 松井今朝子 出版社/メーカー: 角川春樹事務所 発売日: 2006/06/01 メ...捕物江戸青春