2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!
古地図

江戸の町がよくわかる地図DVD

エーピーピーカンパニーの『江戸明治東京重ね地図』を借りて、資料として使わせていただいた。江戸時代と明治時代と現在の東京(江戸)の詳細な地図を収録した地図ソフトだが、18,900円と高額だったので、今まで欲しかったのだが購入できずにいたもので...
市井人情

内館牧子さんの時代小説

脚本家の内館牧子さんの『転がしお銀』を読み始めた。池宮彰一郎さんや藤原緋沙子さん、庄司圭太さんら、脚本家出身の時代小説家は多い。かつてのトレンディドラマやNHK朝の連続テレビ小説「ひらり」や「私の青空」などの内館さんがどんな物語を描くのか気...
伝奇

女の城、吉原に暮らす浪人

上田秀人さんの『散華の太刀』を読んだ。『悲恋の太刀』『不忘の太刀』『孤影の太刀』に続く「織江緋之介見参」シリーズの第四弾である。散華の太刀―織江緋之介見参 (徳間文庫)作者: 上田秀人出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2006/10メデ...
武家

江戸時代の武士のいじめ

山本博文さんの『江戸の金・女・出世』を読んでいる。「週刊現代」に連載された後に、講談社現代新書『サラリーマン武士道 江戸のカネ・女・出世』として刊行されたものを文庫化したもの。江戸の金・女・出世―シリーズ江戸学 (角川ソフィア文庫)作者: ...
市井人情

江戸の人にもお金は大事

『万事金の世』を読み終えた。お金をテーマにした悲喜劇を描いた時代小説のアンソロジーである。この本に収録された作家のラインナップに妙味がある。活躍が目覚しい現役作家から、故人になられた作家まで、バランスがいい。万事金の世―時代小説傑作選 (徳...