シェア型書店「ほんまる」で、「時代小説SHOW」かわら版を無料配布
剣豪

赤目小籐次と水戸藩と間宮林蔵

佐伯泰英さんの『騒乱前夜』を読み始めた。『御鑓拝借』『意地に候』『寄残花恋』『一首千両』『孫六兼元』に次ぐ「酔いどれ小籐次」シリーズの第六弾だ。主人公の赤目小籐次は、五十歳の中年で、五尺一寸(153センチ)の矮躯に大顔、禿げ上がった額に大目...
ユーモア

『旗本花咲男』は宮本昌孝さんの原点

『旗本花咲男』を読了。放屁術を剣術に置き換えれば、そのまま本格チャンバラものに変わるというユニークな設定。 旗本花咲男〈下〉 (ベスト時代文庫) 作者: 宮本昌孝 出版社/メーカー: ベストセラーズ 発売日: 2006/07 メディア: 文...
ユーモア

茶乙女留主水之介の嫁取り合戦

宮本昌孝さんの『旗本花咲男』の下巻を愉快な気分で読んでいる。上巻は、「殿中放屁御免」の家柄で、諸屁流放屁術の奥義を究めた茶乙女留主水之介の活躍譚を4話連作形式で紹介した。それは、下巻で繰り広げられる留主水之介の空前絶後の嫁取り話へのプロロー...
お知らせ

ウェブサイトのリニューアル計画

ウェブサイト「時代小説SHOW」の更新のほうがうまくいかず、どうしようかと悩んでいた。うまくいかない理由を考えてみると以下のようなことかなと思っている。 時代小説SHOW 1)以前のよりもサイト更新に使える時間が少なくなった。 2)読書録の...
ユーモア

放屁芸を売りにする旗本

宮本昌孝さんの『旗本花咲男』は、何ともゴキゲンな時代小説である。『旗本退屈男』のパロディー作品で、主人公は茶乙女留主水之介である。得意技は諸屁流放屁術。ピンチになると、ポパイのほうれん草のように、茶乙女家秘伝のキンピラゴボウを食べて自由自在...