ミステリー 最近気になる時代小説家、稲葉稔さん 最近気になる時代小説家の一人に、稲葉稔さんがいる。ちょうど、講談社文庫書き下ろしで、『闇夜の義賊』が発行されたので早速読んでみた。闇夜の義賊 武者とゆく(二) (講談社文庫)作者: 稲葉稔出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/12/... ミステリー作家市井人情江戸
ユーモア 痛快無比の姫君小説、登場 米村圭伍さんの『おんみつ蜜姫』を読んだ。米村さんといえば、『退屈姫君伝』などの「めだか姫」がおなじみで、元気で破天荒な姫君を描かせたら当代一の時代小説家。今回は、『退屈姫君伝』よりも四十年ほど前の享保時代が舞台である。おんみつ蜜姫 (新潮文... 2020.02.06 ユーモア江戸痛快
市井人情 「公事宿事件書留帳」に新キャラクター 澤田ふじ子さんの『無頼の絵師』を読んだ。京の公事宿「鯉屋」に居候する田村菊太郎が難事件を人情味あふれる裁きで解決する「公事宿事件書留帳」シリーズの第十一集である。無頼の絵師―公事宿事件書留帳〈11〉 (幻冬舎文庫)作者: 澤田ふじ子出版社/... 市井人情捕物江戸
武家 浅野内匠頭夫人から描く忠臣蔵 湯川裕光さんの『瑤泉院 忠臣蔵の首謀者・浅野阿久利』を読み始めた。『瑤泉院 三百年目の忠臣蔵』のタイトルで、1998年10月に新潮社より刊行された作品が、文庫化に伴い改題したもの。瑤泉院は、浅野内匠頭長矩の夫人阿久利(あぐり)が長矩切腹後に... 武家江戸
伝奇 東北の藩を舞台にした時代小説 高橋義夫さんの『かげろう飛脚』を読んだ。単なる御家騒動ものに終わらず、武士としての生き様を描いていて面白かった。主人公の鬼悠市の活躍ぶりも見ものだが、悠市に密命を下す奏者番の加納正右衛門、悠市の上司ながら形ばかりで秘事を知らされていない足軽... 伝奇武家江戸