ドラマ 「慶次郎縁側日記3」、放映間近 北原亞以子さんの『脇役 慶次郎覚書』を入手した。「慶次郎縁側日記」シリーズの番外編的な位置づけの作品だ。「仏の慶次郎」の異名をもつ南町奉行所の元同心で、現在は酒問屋山口屋の寮番として根岸に隠居中の森口慶次郎。今回は、その慶次郎を支える「脇役... 2019.09.30 ドラマ捕物江戸
捕物 明治を舞台にした捕物小説と雅号 坂口安吾の『勝海舟捕物帖』を読んでいる。冒頭の「読者への口上」で作者により明かされているように、この捕物帖は五段からできている。 勝海舟捕物帖 (人物文庫) 作者: 坂口安吾 出版社/メーカー: 学陽書房 発売日: 2006/09 メディア... 捕物明治
ミステリー 京極小説の時代小説性 京極夏彦さんの『邪魅の雫』を読み始めた。京極堂シリーズの待望の新作である。新書判サイズで文字が二段組で800ページに及ぶ大長篇。今回もインパクトのあるブロック本スタイル。組版レイアウトも作者の京極さんが担当されている。 邪魅の雫 (講談社ノ... 2020.04.02 ミステリー大正・昭和妖・ホラー
捕物 勝海舟の迷探偵ぶりが魅力 坂口安吾さんの『勝海舟捕物帖』を読み始めた。『明治開化 安吾捕物帖』を改題したもので、坂口安吾生誕100年を記念して、人物文庫から刊行された時代ミステリーだ。 勝海舟捕物帖 (人物文庫) 作者: 坂口安吾 出版社/メーカー: 学陽書房 発売... 2020.03.15 捕物明治
剣豪 「磐音の不覚」が面白くしている 佐伯泰英さんの『梅雨ノ蝶』を読んでいる。金杉惣三郎、清之助、赤目小籐次、政次ら、佐伯作品のヒーローたちは、物語が進むごとに強くなりすぎるというか、偉くなりすぎていく。ゲームと同じように、次々に敵を倒すうちに強くなっていくわけで、勧善懲悪ぶり... 剣豪市井人情江戸痛快