江戸棄捐令をテーマにした時代小説 山本一力さんの『損料屋喜八郎始末控え』を久々に読み返した。深川を描いた名作をピックアップしていて、本を取り出して読み始めたら面白くて、つい最後まで読んでしまった。この作品は、山本さんの初の長篇時代小説であり、単行本刊行当時(2000年5月ご... 2020.05.04江戸痛快経済
伝奇殺生方控に隠された将軍家の秘密 えとう乱星さんの『あばれ奉行』を読了した。本作品は、『かぶき奉行』『ほうけ奉行』に続く「殺生奉行」シリーズ3作目だが、作者のあとがきによると、本来のタイトルは、『殺生方控』〈慶安編・元禄編・享保編〉とする心積もりだったようだ。それぞれの作品...伝奇武家江戸
伝奇殺生奉行シリーズの完結編 えとう乱星さんの『あばれ奉行 安藤源次郎殺生方控』を読んでいる。10年前に単行本で読んで、その面白さに感動して、一気にえとう乱星さんがごひいきの作家の一人になったという記憶のある作品。 あばれ奉行―安藤源次郎殺生方控 (ベスト時代文庫) 作...伝奇武家江戸
戦国桃山時代は日本のルネサンス 火坂雅志さんの『利休椿』を読んでいる。豊臣秀吉の時代に活躍した文化人を描く短篇集で、一編一編の読み味がよい。 利休椿 (小学館文庫) 作者: 火坂雅志 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2006/10/01 メディア: 文庫 この商品を...戦国芸道
市井人情お鳥見役一家の家族愛で心がじんわり ちょうど、諸田玲子さんの『蛍の行方』を読み終えたところ。「お鳥見女房」シリーズの第二弾。 蛍の行方―お鳥見女房 (新潮文庫) 作者: 諸田玲子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2006/10/30 メディア: 文庫 購入: 1人 クリ... 2020.05.24市井人情江戸