シェア型書店「ほんまる」で、「時代小説SHOW」かわら版を無料配布
武家

大塩平八郎の乱を描く時代小説

北方謙三さんの『杖下に死す(じょうかにしす)』を読む。天保八年に起こった大塩平八郎の乱を平八郎の息子格之助の友人・光武利之の目から描く時代小説である。 杖下に死す (文春文庫) 作者: 北方謙三 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 20...
伝奇

尾張藩主のへそくり帳と時代小説

尾張徳川家の藩主のために、公の会計とは別に重臣が内密に確保していたお金の帳簿が、「徳川林政史研究所」(東京都豊島区)の保管資料から見つかった。 (朝日新聞・2007年4月7日夕刊)より 朝日新聞の今日の夕刊を読んでいたら、興味深い記事が載っ...
幕末維新

伊藤英明さんの土方歳三って、どう?

浅田次郎さんの『輪違屋糸里』を読み終えた。輪違屋糸里って聞いてピンとくるのは、相当な新選組通だと思う。新選組の局長芹沢鴨が暗殺されたときに、隊士の平間重助と一緒にいた島原の芸妓の名前である。 輪違屋糸里 上 (文春文庫) 作者: 浅田次郎 ...
作家

佐伯泰英さんにお会いする

日本橋三越本店で催された「第3回江戸老舗 味と技の大江戸展」(~3/25まで)に行ってきた。この催事は、東都のれん会のイベントで、東都のれん会の会員店も約40店が出店し、名物や限定品を販売したり、実演するほか、落語や講談など江戸情緒を感じさ...
妖・ホラー

根岸肥前守が活躍する「耳袋秘帖」シリーズ

風野真知雄さんの『八丁堀同心殺人事件』を読む。南町奉行根岸肥前守鎮衛(ねぎしひぜんのかみやすもり)を主人公とした、『赤鬼奉行根岸肥前』に続く、捕物帳「耳袋秘帖」シリーズの第二弾である。根岸肥前守は、江戸時代の怪奇な話を綴った『耳袋(耳嚢)』...