江戸

博多を舞台に、居眠り磐音が活躍する

「ほぼ日刊」とタイトルに付けながら、1週間以上も怠けてしまった。つくづく、ブログは勢いと習慣の賜物だなあと思ってしまう。さて、ブログを書かなかった間に、佐伯泰英さんの『荒海ノ津』を読んだ。荒海ノ津 ─ 居眠り磐音江戸双紙 22 (双葉文庫)...
妖・ホラー

根岸肥前守の痛快お裁き帖第三弾

風野真知雄さんの『耳袋秘帖 浅草妖刀殺人事件』を読んだ。奇談集『耳袋(耳嚢)』を書き残した赤鬼奉行こと、根岸肥前守鎮衛が、江戸に起きる怪事件の謎を次々解き明かす痛快お裁き帖の第三弾である。浅草妖刀殺人事件―耳袋秘帖 (だいわ文庫)作者: 風...
武家

大塩平八郎の乱を描く時代小説

北方謙三さんの『杖下に死す(じょうかにしす)』を読む。天保八年に起こった大塩平八郎の乱を平八郎の息子格之助の友人・光武利之の目から描く時代小説である。杖下に死す (文春文庫)作者: 北方謙三出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/0...
伝奇

尾張藩主のへそくり帳と時代小説

尾張徳川家の藩主のために、公の会計とは別に重臣が内密に確保していたお金の帳簿が、「徳川林政史研究所」(東京都豊島区)の保管資料から見つかった。(朝日新聞・2007年4月7日夕刊)より朝日新聞の今日の夕刊を読んでいたら、興味深い記事が載ってい...
幕末維新

伊藤英明さんの土方歳三って、どう?

浅田次郎さんの『輪違屋糸里』を読み終えた。輪違屋糸里って聞いてピンとくるのは、相当な新選組通だと思う。新選組の局長芹沢鴨が暗殺されたときに、隊士の平間重助と一緒にいた島原の芸妓の名前である。輪違屋糸里 上 (文春文庫)作者: 浅田次郎出版社...