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江戸

医者の逃亡者を描く時代小説

佐藤雅美(さとうまさよし)さんの『啓順地獄旅』を読んでいる。無実の罪を着せられ、江戸の火消しの顔役・聖天松に命を狙われる医者の啓順の逃亡劇を描く、『啓順凶状旅』に続くシリーズ第2弾である。 啓順地獄旅 (講談社文庫) 作者: 佐藤雅美 出版...
剣豪

愉しいチャンバラ小説の時間は終わり

荒崎一海さんの『孤剣乱斬』を読み終えた。『闇を斬る』シリーズの最新刊だが、3カ月に1作のペースで刊行され、気がつけば7作目になる。主人公鷹森真九郎の振るう弧乱の剣、霧月が、卑劣な悪事の限りを尽くす集団“闇”の頭目・鬼心斎の繰り出す刺客たちと...
市井人情

霊岸島って江戸っぽいなあ

千野隆司さんの『大川端ふたり舟』を読み終えた。『大川端ふたり舟』は、「霊岸島捕物控」とサブタイトルが付けられている通り、霊岸島を縄張りとする岡っ引きの娘・お妙が活躍する捕物小説である。 大川端ふたり舟 (学研M文庫―霊岸島捕物控 (ち-2-...
江戸検

江戸文化歴史検定2級に合格

昨日、11月3日に受検した「江戸文化歴史検定」の結果が家に届いた。2級に合格していた。 江戸文化歴史検定2級の認定証とバッジも同封されていた。 採点結果では、問題別の全体の正答率が出されていて興味深かった。 いちばん正答率が高かったのは第3...
市井人情

文化三年の大火を描いた時代小説

千野隆司さんの『大川端ふたり舟』を読んでいる。文化三年(1806)三月四日に起きた、江戸の三大大火の一つで、後に「車町の大火」と呼ばれる火事を描いた捕物小説である。 大川端ふたり舟 (学研M文庫―霊岸島捕物控 (ち-2-2)) 作者: 千野...