剣豪

十両以上盗めば死罪―「十両首」

曽田博久さんの『十両首』を読む。『千両帯』『万両剣』に続くシリーズ第三弾。講武実用流・平山行蔵の最後の弟子で、二十歳にして武芸十八般すべてに目録を得た貧乏御家人の三男坊・柘植新三郎が活躍する時代小説。十両首―新三郎武狂帖 (時代小説文庫)作...
剣豪

磐音とおこんの祝言と五人の刺客

シリーズ660万部を超えた、超人気時代小説「居眠り磐音 江戸双紙」の第24巻『朧夜ノ桜(ろうやのさくら)』を読んだ。朧夜ノ桜 ─ 居眠り磐音江戸双紙 24 (双葉文庫)作者: 佐伯泰英出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2008/01/10...
江戸学

江戸文化歴史検定の新傾向とTV「ガリベン!」

江戸研究家で歴史家の安藤優一郎さんより、今年の江戸文化歴史検定の出題範囲が決まり、江戸文検の公式サイトに発表になったという情報を教えていただいた。江戸文化歴史検定第3回を迎える今年の江戸文化歴史検定は、11月3日の文化の日に実施されることが...
市井人情

「武者とゆく」シリーズに新キャラ登場

稲葉稔さんの『月夜の始末 武者とゆく【四】』を読んだ。手習い所の師匠で、元肥後藩の剣術指南を務めた桜井俊吾と愛犬の武者が活躍する文庫書き下ろし捕物シリーズの第四弾である。月夜の始末 武者とゆく(四) (講談社文庫)作者: 稲葉稔出版社/メー...
市井人情

人に薦めたくなる捕物小説『夜半の綺羅星』

安住洋子(あずみようこ)さんの『夜半の綺羅星(よわのきらぼし)』を読んだ。長塚節賞を受賞した『しずり雪』の姉妹編にあたる捕物小説である。前作もそうだが、安住さんの作品は一見して時代小説らしくないタイトルなので、注意深くチェックしていないと、...