市井人情

品川宿の人情が楽しめる時代小説

今井絵美子さんの「立場茶屋おりき」は、東海道の第一の宿場、品川にある立場茶屋(たてばぢゃや)を舞台にした時代小説シリーズ。立場茶屋は、東海道を旅する人に飲食を提供する茶店のこと。美人女将おりきが営む立場茶屋は料理が自慢の旅籠としても知られて...
伝奇

小松左京賞作家の捕物帳

年末に伊藤致雄(いとうむねお)さんの『吉宗の偽書 兵庫と伊織の捕物帖』を読んだ。作者の伊藤さんは、1942年宮城県生まれで、2005年に『神の血脈』で第6回小松左京賞を受賞された気鋭の作家である。『神の血脈』は幕末を舞台にした壮大なスケール...
お知らせ

2008年、本年もよろしくお願いいたします

新しい年、2008年を無事に迎えることができた。昨年12月に義祖母が亡くなり、年賀状を控えたこともあり年末は穏やかに過ごした。正月も毎年定番の初詣を取りやめることになり、のんびりと過ごせそうだ。昨年は時代小説の読書量が減り、ブログの更新も滞...
捕物

名力士雷電が登場する時代小説

風野真知雄さんの『両国大相撲殺人事件』を読んだ。江戸時代の奇談をまとめた『耳袋』の著者として知られる江戸南町奉行・根岸肥前守鎮衛が活躍する人気シリーズの第6弾である。今回はタイトルどおりに、有望な若手力士の伊佐二が殺されるところから物語は始...
江戸

江戸文化歴史検定~あと2点ほしかったなあ

今日、11月に受検した「江戸文化歴史検定」1級の採点結果が届いた。得点は78点(100点満点)だった。「1級合格まで、あと2点です。」と、スコアシートに大きく書かれた文字が恨めしいところ。試験直後の自己採点で不合格を確信していたので、あまり...