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松本城と高島城

一泊二日で夏休みの旅行に行ってきた。JR中央本線を使って、一日目は松本、二日目は上諏訪を訪れる。昨年、長野・上田方面だったので、今度はぜひ松本をということで、行き先を決めた。 松本では、『もっとソバ屋で憩う―きっと満足123店 (新潮文庫)...
古地図

古地図で散策する真田太平記

昨年の夏、長野県上田へ旅行し、池波正太郎真田太平記館を訪れた。池波正太郎さんのファンとしては、浅草の池波正太郎記念文庫と並んで聖地のような場所だ。真田太平記館で展示を見ていて、地図が付いていたらきっと作品の舞台をたどってみたくなるだろうなあ...
武家

台風で思い出す時代小説は?

台風11号が関東地方に近づいてきた。雨が強くなってきたが、何となくわくわくさせるものがある。時代小説で、台風は野分(のわき)と呼ばれていたが、嵐のシーンが印象に残る作品は意外に少ない。 そんな中で海洋小説と呼ばれる、海を舞台に活躍した物語で...
人物

北海の海商・高田屋嘉兵衛

帰宅したら、NHK総合テレビで「その時歴史が動いた」を放送していた。江戸時代後期、箱館を中心に活躍した海の商人、高田屋嘉兵衛を取り上げていたので、興味深く最後まで見た。 高田屋嘉兵衛を主人公にした時代小説というと、司馬遼太郎さんの『新装版 ...
伝奇

勘定奉行と紀伊国屋文左衛門

『破斬―勘定吟味役異聞 (光文社時代小説文庫)』は文句なしに面白かった。サブタイトルの勘定吟味役とは、天和二年(1682)、幕府の緊迫した財政に頭を痛めた五代将軍綱吉が創設したもので、勘定奉行所における目付のようなもの。出納を監査し、恣意あ...