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市井人情

『弥勒の月』江戸に生きる男女の心の闇を描く

あさのあつこさんの『弥勒の月』を読んだ。時代小説バカなので、『バッテリー』をはじめとした、あさのさんの現代小説を今まで読んでこなかった。その作風について全く知らなかったこともあり、最初から最後まで、とてもスリリングにわくわくしながら読書がで...
江戸

夏休みの宿題と老眼?

土日にイベントのスタッフとして出勤した関係で、今日は代休を取って会社を休んでいる。降ったり止んだりのはっきりしない天気ということもあり、溜まっていた夏の宿題をやろうと思う。 ウン十年も経っているにもかかわらず、学生のような感じで、夏の間にや...
伝奇

アル中の家老が主人公の傑作時代小説

羽太雄平(はたゆうへい)さんの『家老脱藩 与一郎、江戸を行く』を読んだ。『峠越え』『新任家老 与一郎』に続く、「与一郎」の第三弾である。このシリーズの魅力の一つは、主人公が家老という設定。もっとも、第一作の『峠越え』では筆頭家老榎戸弥次郎衛...
作家

山内美樹子さんがブログを始められました

『善知鳥伝説闇小町 鍵屋お仙見立絵解き』などで知られる作家の山内美樹子さんが、ブログをスタートされました。 善知鳥伝説闇小町 鍵屋お仙見立絵解き (光文社文庫) 作者: 山内美樹子 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2007/11/08...
剣豪

寅さん化する、酔いどれ小籐次

食欲が落ちた時期に、口当たりのよいものばかり食べたくなるように、読書欲が落ちたときには佐伯泰英の時代小説が読みたくなる。そんなわけで「酔いどれ小籐次」シリーズの第10弾『薫風鯉幟(くんぷうこいのぼり)』を読んだ。 薫風鯉幟―酔いどれ小籐次留...