シェア型書店「ほんまる」で、「時代小説SHOW」かわら版を無料配布
お知らせ

三越の「味と技の大江戸展」が楽しみ

梅が終わって桜の開花が待ち遠しい季節になると、毎年恒例の、「味と技の大江戸展」が日本橋の三越で開催される。今年は3月11日(火)~16日(日)の予定である。江戸、明治初年に開業した東京の老舗が集まった東都のれん会の催し物で、会員の店舗約40...
お知らせ

「ガリベン」で江戸力を試す

テレビ朝日系の「ガリベン」(土曜19時~)は芸能人が2週間猛勉強し、その学習力をネタにしたバラエティー番組である。NHK大河ドラマ「篤姫」の影響もあり、江戸や大奥、徳川家という題材だと視聴率が取れるみたいで、3月15日に「江戸・明治」が学習...
ブックガイド

池波作品がまた読みたくなった

新しめの時代小説を中心に追っかけているせいで、なかなか池波作品に触れることができずに、内心忸怩たるものを感じている。池波さんは時代小説にのめり込むようになったきっかけを与えてくれた作家の一人であるから、もっとブログで頻繁に取り上げたいところ...
伝奇

「蜻蛉切り」をめぐる捕物帳

伊藤致雄(いとうむねお)さんの『蜻蛉切り』を読んだ。幕府目付の天童兵庫と南町奉行所定町廻り同心の本山伊織のコンビが活躍する捕物小説「兵庫と伊織の捕物帖」の第二弾である。第一作の『吉宗の偽書』がスケールが大きく伝奇色もある傑作だったので、期待...
市井人情

安倍晴明の式神を祖とする譜代陰陽師

江戸から離れて京を舞台とした時代小説が読みたくなって、久々に澤田ふじ子さんの『狐官女(きつねかんじょ)』を読んだ。『大盗の夜』『鴉婆』に続く「土御門家・陰陽事件簿」シリーズの第三弾である。 狐官女 土御門家・陰陽事件簿(三) (光文社文庫)...