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お知らせ

「ガリベン」で江戸力を試す

テレビ朝日系の「ガリベン」(土曜19時~)は芸能人が2週間猛勉強し、その学習力をネタにしたバラエティー番組である。NHK大河ドラマ「篤姫」の影響もあり、江戸や大奥、徳川家という題材だと視聴率が取れるみたいで、3月15日に「江戸・明治」が学習...
ブックガイド

池波作品がまた読みたくなった

新しめの時代小説を中心に追っかけているせいで、なかなか池波作品に触れることができずに、内心忸怩たるものを感じている。池波さんは時代小説にのめり込むようになったきっかけを与えてくれた作家の一人であるから、もっとブログで頻繁に取り上げたいところ...
伝奇

「蜻蛉切り」をめぐる捕物帳

伊藤致雄(いとうむねお)さんの『蜻蛉切り』を読んだ。幕府目付の天童兵庫と南町奉行所定町廻り同心の本山伊織のコンビが活躍する捕物小説「兵庫と伊織の捕物帖」の第二弾である。第一作の『吉宗の偽書』がスケールが大きく伝奇色もある傑作だったので、期待...
市井人情

安倍晴明の式神を祖とする譜代陰陽師

江戸から離れて京を舞台とした時代小説が読みたくなって、久々に澤田ふじ子さんの『狐官女(きつねかんじょ)』を読んだ。『大盗の夜』『鴉婆』に続く「土御門家・陰陽事件簿」シリーズの第三弾である。 狐官女 土御門家・陰陽事件簿(三) (光文社文庫)...
ミステリー

シーボルトってスパイだったの!?

秦新二さんの『文政十一年のスパイ合戦 検証・謎のシーボルト事件』を読んだ。双葉文庫から出されてる「日本推理作家協会賞受賞作品全集」に収録される形で昨年15年ぶりに復刊された作品だが、読み始めるまで、てっきり時代ミステリー小説だと思っていた。...