女性 「妻恋坂」から始まる江戸の女性たちの人生模様 北原亞以子さんの『妻恋坂(つまこいざか)』を読んだ。表題作をはじめとする8編の短編で構成される時代小説短編集。西国の武家の男女の恋の行方を描き、大坂に舞台を置いた「仇討心中」を除くと、いずれも江戸で自立する女性を描いている。 妻恋坂 (文春... 女性市井人情江戸
伝奇 スケールが大きな伝奇時代小説『国禁』 上田秀人さんの『国禁』を読んだ。幕府奥右筆組頭の立花併右衛門と、立花家の隣家の次男で剣術遣いの柊衛悟が活躍する「奥右筆秘帳」シリーズの第2作目である。 国禁 (講談社文庫 う 57-2 奥右筆秘帳) 作者: 上田秀人 出版社/メーカー: 講... 伝奇幕末維新痛快
歴史読み物 尾張藩御用達の豪農の資料から大名屋敷を解く 安藤優一郎さんの『大名屋敷の謎』を読んだ。 大名屋敷の謎 (集英社新書) 作者: 安藤優一郎 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2008/06/01 メディア: 新書 購入: 1人 クリック: 2回 この商品を含むブログ (20件) を... 歴史読み物江戸
江戸 蝦夷をテーマにした時代小説短篇集 6月2日(月)から、勤務先が御茶ノ水になった。江戸時代の切絵図でみると、神田川を挟んでちょうど昌平坂学問所の対岸に位置する。書店の丸善が近く、本の町、神保町へも歩いてすぐという時代小説好きには絶好のロケーションである。とはいえ、引越しやら新... 江戸蝦夷
市井人情 疲れた心を浄化してくれる人情時代小説 昨夜は、会社の同じ事業部でアルバイトで勤めてくれたOさんの送別会だった。Oさんは、感情に左右されることが少なく淡々としながらも、確実に与えられた仕事を進めてくれる。ミスが少なく、気が利くところがあり、得難い存在だった。昼食時はいつも本を読ん... 市井人情江戸