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歴史読み物

杉浦日向子さんの対談集「江戸塾」第二弾

杉浦日向子さんの対談集『杉浦日向子の江戸塾 特別編』を読んだ。月日が流れるのは早いもので、杉浦さんが亡くなられてから3年3カ月が経った。この対談集を読んでいると、TV「お江戸でござる」などで拝見していた杉浦さんの語り口がそのまま再現されてい...
伝奇

お茶目な将軍吉宗が魅力の伝奇捕物小説

今もっとも、次回作が楽しみなシリーズの一つに、「兵庫と伊織の捕物帖」がある。小松左京賞受賞作家の伊藤致雄(いとうむねお)さんの時代小説シリーズである。『吉宗の偽書』『蜻蛉切り』に続くシリーズ第三弾の『吉宗の推理』も何とも魅力的な作品に仕上が...
伝奇

江戸遷都をめぐる幕府vs.朝廷の抗争

南原幹雄さんの『天皇家の忍者(しのび)』を読んだ。 天皇家の忍者(しのび) (角川文庫) 作者: 南原幹雄,深津真也 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング 発売日: 2008/08/25 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (...
お知らせ

両国橋架橋350年記念イベント「橋かけ350 ぶらり両国街かど展」

両国橋が架けられたのは、万治二年(1659)年、明暦三年(1657)に起こった「明暦の大火(振袖火事)」で、隅田川に架かる橋が少なかったために、逃げ遅れて多くの死者が出たのが、両国橋が架けられることになったきっかけであることはよく知られた話...
捕物

憎みきれない、妖怪鳥居耀蔵の密偵太十

早瀬詠一郎さんの『早烏(さがらす) 裏十手からくり草紙』を読んだ。勉強不足で恐縮だが、早瀬さんの作品は今回、初めて読んだ。早瀬さんは、『萩大老』で200年に小説家デビューするかたわら、“岡本紋弥”の名をもつ古典浄瑠璃新内の太夫で、脚本家・放...