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市井人情

「様子のいい大人」が続々登場する時代小説

山本一力さんの『峠越え』を読んだ。文庫版の帯に、“「様子のいい大人」が続々登場”というキャッチコピーが書かれている。山本さんの作品の魅力の一つが、「様子のいい大人」が登場することだ。「様子のいい大人」とは、仲間が辱められようとするとためらわ...
捕物

江戸歌舞伎に題材をとった捕物帳

近藤史恵さんの『にわか大根』を読んだ。『巴之丞鹿の子』『ほおずき地獄』に続く、江戸歌舞伎の町猿若町の芝居関係者が頻繁に登場する捕物小説「猿若町捕物帳」の第三弾である。前2作が長篇だったのに対して、今回は連作形式で「吉原雀」「にわか大根」「片...
剣豪

貧乏剣術道場の師範代の日月抄

乾荘次郎(いぬいそうじろう)さんの『介錯』を読む。『妻敵討ち』『夜襲』に続く、貧乏剣術道場・柳花館の師範代・高森弦十郎が活躍する人情時代小説「鴉道場日月抄(からすどうじょうにちげつしょう)」シリーズの第三弾である。 介錯 鴉道場日月抄 (講...
大正・昭和

懐かしい昭和の味を食べ歩きたくなった

グルメでも食いしん坊でもなく、食べることについては関心があまりないので、ガイドブックに載るような有名店にはほとんど行ったことがない。もちろん、ミシュランガイドで★が付いているような店など、懐ばかりかマナーも心配で、敷居が高くて近づけない。 ...
歴史読み物

江戸検定の今年のお題は「江戸城―将軍と大奥」

2008年11月3日に実施される、第3回江戸文化歴史検定の“今年のお題”が発表になった。“今年のお題”は「江戸城―将軍と大奥」に決まった。徳川幕府の政務の中心であり、江戸時代のシンボルであることから、初めてのお題としてふさわしく、今年は江戸...