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文学賞

風野さんの歴史文学賞作品、待望の文庫化

風野真知雄さんの『黒牛と妖怪』を読んだ。この短編集は、「黒牛と妖怪」「新兵衛の攘夷」「檻の中」「秘伝 阿呆剣」「爺」の五編の時代小説が収録されている。「耳袋秘帖」、「大江戸定年組」、「四十郎化け物始末」、「若さま同心徳川竜之助」など、多くの...
幕末維新

黒船騒乱の渦中で、部屋住剣士が活躍する痛快小説

その後も歯科治療を続けている。 差し歯は仮歯を入れるが、接着が弱かったために、またぐらつきだして、ついには外れてしまう。ちょうどイベントの打ち上げの帰り、夜10時過ぎに駅のホームで電車を待っているときのこと。外れた歯を口から取り出して保管し...
伝奇

「やわら侍」の痛快な活躍で、歯の憂いを忘れる

2週間ぐらい前から前歯の差し歯に違和感があったが、歯医者さんが苦手でそのままにしていた。そしてついに木曜日にランチを食べた後から、差し歯がグラグラとして鈍い痛みを感じるようになった。「ヤバイ」と思い、金曜日の午前中に数年前に差し歯を入れても...
ミステリー

本所七不思議を題材にした傑作時代ミステリー

誉田龍一(ほんだりゅういち)さんの『消えずの行灯 本所七不思議捕物帖』を読んだ。作者は、本書収録の表題作「消えずの行灯(きえずのあんどん)」で第28回小説推理新人賞を受賞している。 消えずの行灯―本所七不思議捕物帖 (双葉文庫) 作者: 誉...
女性

娘料理人の成長と江戸の人情を描く傑作時代小説

デビュー作『出世花』で注目の高田郁(たかだかおる)さんの新作、『八朔の雪 みをつくし料理帖(はっそくのゆき・みをつくしりょうりちょう)』を読んだ。前作では江戸の女納棺師を主人公にしたが、今回は上方・大坂から江戸にやってきた料理人の澪(みお)...