シェア型書店「ほんまる」で、「時代小説SHOW」かわら版を無料配布
お知らせ

「時代小説SHOW]のレンタルサーバーの変更

この度、「時代小説SHOW」の利用しているレンタルサーバーを変更することにいたしました。(URLの変更はありません) サーバー変更理由は、以下の通りです。 1)毎月のサーバー利用料金を安く抑えるため。昨年からXOOPS(ズープス)というCM...
伝奇

幕府の秘事にアクセスする奥右筆という役職

上田秀人さんの『密封 奥右筆秘帳』を読んだ。上田さんは、『竜門の衛』という、八代将軍吉宗治下の将軍家と尾張家の抗争を描く文庫書き下ろし時代小説を発表されて以来、エンターテインメント度の高い良質の作品を次々と出されている。そのほとんどの作品は...
市井人情

山本一力作品の核となる料亭「江戸屋」

山本一力さんの『梅咲きぬ』を読む。『あかね空』や『損料屋喜八郎始末控え』などの、山本さんの時代小説ではおなじみの深川の料亭「江戸屋」の女将である四代目秀弥(ひでや)を主人公とした長編時代小説。 梅咲きぬ (文春文庫) 作者: 山本一力 出版...
お悔やみ

海洋時代小説の二宮隆雄さんの死を悼む

時代小説家で、ヨットレーサーとして知られる二宮隆雄さんが9月9日に心筋梗塞で亡くなられた。61歳だった。二宮さんは、ヨット競技者や解説者として活躍されるかたわら、『覇王の海 海将九鬼嘉隆』や『海援隊烈風録』『風炎の海』などの海をテーマにした...
市井人情

疲れを癒す、木戸番小屋

北原亞以子さんの『夜の明けるまで 深川澪通り木戸番小屋』を読む。「深川澪通り木戸番小屋」シリーズの4作目で、著者は本書で第39回吉川英治文学賞を受賞している。深川中島町の澪通りにある木戸番小屋に住む笑兵衛とお捨の夫婦のもとに、痛みを抱えた人...