女性 娘料理人の成長と江戸の人情を描く傑作時代小説 デビュー作『出世花』で注目の高田郁(たかだかおる)さんの新作、『八朔の雪 みをつくし料理帖(はっそくのゆき・みをつくしりょうりちょう)』を読んだ。前作では江戸の女納棺師を主人公にしたが、今回は上方・大坂から江戸にやってきた料理人の澪(みお)... 2020.10.12 女性市井人情江戸
中国 『血涙』―「義」という言葉の重さを再認識 「愛し合ってるかい?」の言葉をいつも投げかけていた、ロッカーの忌野清志郎さんは亡くなってしまった。訃報に触れて、かつて何度も聞いた歌が流れ、生前の映像が流されると、切なくなってしまう。合掌。 清志郎さんのおかげかどうかはともかく、今、日本に... 中国
時代小説 「文蔵2009.5」で戦国武将小説特集 若い女性、「歴女(れきじょ)」たちが原動力となり、空前の戦国武将ブームが起きている。その影響から、歴史時代小説にも目を向ける人が増え、その結果、時代小説が盛り上がることは、時代小説ファンとしてうれしいことだ。 今月の「文蔵(ぶんぞう)」では... 時代小説読書・本
時代小説 「國文學」2009年6月号で時代小説を特集 国語・国文学の専門出版社・学燈社の月刊誌「國文學」の2009年6月号(5/11発売)で「時代小説の味わい方」と題した特集を組みます。 國文學 2009年 06月号 出版社/メーカー: 学燈社 発売日: 2009/05/12 メディア: 雑誌... 時代小説読書・本
剣豪 娘剣客から夫婦剣客へ―「剣客春秋」の新展開 鳥羽亮さんの『剣客春秋 里美の涙』を読んだ。一刀流中西派の千坂道場の道場主・千坂藤兵衛と娘・里美が活躍する人気剣豪小説シリーズの第6弾である。前作『恋敵』で、門弟の彦四郎と所帯をもった里美がどのような新妻ぶりを見せるか興味津々で読み始めた。... 剣豪江戸