2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!
市井人情

亡父への思い。若者の成長を描く爽快な青春捕物小説、誕生

『深川青春捕物控(一) 父と子』|東圭一|ハルキ文庫東圭一(あずま・けいいち)さんは、2023年に『奥州狼狩奉行始末』で第15回角川春樹小説賞を受賞して単行本デビュー。翌2024年には同作で第13回日本歴史時代作家協会賞新人賞を受賞した、時...
ミステリー

【新着本】二見時代小説文庫2025年1月の新刊。驚愕の展開

『逃げる役人 密命 はみだし新番士 2』『妖し川心中 大川橋物語 2』『化物屋敷 御隠居用心棒 残日録 3』2025年1月下旬に刊行された二見時代小説文庫の新刊3冊をご紹介します。『逃げる役人』と『妖し川心中』はシリーズ第2弾、『化物屋敷』...
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将軍後嗣をめぐり暗躍する幕閣。御裏番が仕掛ける新春旅興行

『初湯満願 御裏番闇裁き』|喜多川侑|祥伝社文庫2024年の文庫書き下ろし作品の収穫の一つが、喜多川侑(きたがわゆう)さんの「御裏番闇裁き」シリーズとの出会いでした。第1巻『瞬殺』は2023年7月に刊行されましたが、新刊時に見逃していました...
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不正を憎む、裄沢の上申書が南北の奉行所の対立に発展

『北の御番所 反骨日録【十二】 南北相克』|芝村凉也|双葉文庫元日に発表した2024年の時代小説ベスト10【文庫書き下ろし部門】で、芝村凉也(しばむらりょうや)さんの文庫書き下ろし時代小説「北の御番所 反骨日録」シリーズを第3位に選びました...
ミステリー

【新着本】鳴海章『鬼哭 帝銀事件異説』昭和史ミステリーに挑む

鬼哭 帝銀事件異説|鳴海章|小学館鳴海章(なるみ・しょう)さんの 『鬼哭 帝銀事件異説』(小学館)が、本棚に新たに加わりました。2025年は、昭和元年(1926年)から数えて昭和100年の節目にあたる年です。昭和生まれでありながら、昭和前期...