ミステリー大狼との闘い、父の死と藩の不正、時代小説の面白さが凝縮 『奥州狼狩奉行始末』|東圭一|角川春樹事務所 東圭一(あずまけいいち)さんの『奥州狼狩奉行始末(おうしゅうおおかみがりぶぎょうしまつ)』(角川春樹事務所)は、本年度(2023年)の第15回角川春樹小説賞の受賞作品。 著者は、2012年に「足... 2023.11.17ミステリー動物単行本文学賞武家江戸注目痛快青春
お悔やみ『後宮小説』『陋巷に在り』の作家酒見賢一さん死去、59歳 1989年に、『後宮小説』で第1回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し作家デビューをした、酒見賢一(さけみけんいち)さんが2023年11月7日、呼吸不全のため死去されました。59歳でした。 『後宮小説』は、今や一大ジャンルとなった後宮小説の先... 2023.11.16お悔やみ中国中国史
市井人情芝居にすべてを捧げる、裏方と役者たちの江戸の青春群像小説 『螢と鶯 鳴神黒衣後見録』|佐倉ユミ|祥伝社文庫 佐倉ユミさんの文庫書き下ろし時代小説、『螢と鶯 鳴神黒衣後見録(なるかみくろごこうけんろく)』(祥伝社文庫)は、江戸三座に追いつこうと意気込む鳴神座を舞台に、芝居にすべてを捧げる若手役者と裏... 2023.11.14市井人情文庫江戸注目芸道青春
お気に入り男衆に殴る蹴るされて、理不尽に入牢させられた女の願いとは 『藍染袴お匙帖 雨のあと』|藤原緋沙子|双葉文庫 藤原緋沙子さんの文庫書き下ろし時代小説、『藍染袴お匙帖 雨のあと』(双葉文庫)は、藍染橋の袂で治療院を営む女医の桂千鶴が、治療のかたわら難事件に挑む、「藍染袴お匙帖」シリーズの第14巻です。... 2023.11.12お気に入り医療女性市井人情文庫江戸痛快
単行本荷を乗せた船が消え、おちやは連れ戻され…。遠野屋に危難が 『野火、奔る』|あさのあつこ|光文社 あさのあつこさんの『乱鴉の空』の文庫解説の執筆を機に、「弥勒」シリーズを第1巻から読み直し、その面白さにすっかりはまりました。 最新刊の『野火、奔る(のび、はしる)』(光文社)が刊行されたので、紹介しま... 2023.11.12単行本市井人情捕物江戸注目経済青春