剣豪

上泉新陰流の使い手、書院番北条志真佑が徳川家慶の盾となる

『振り出し 旗本出世双六(一)』|上田秀人|中公文庫上田秀人さんは多くの人気シリーズをもち、質量ともに抜きんでていて、20年以上にわたって文庫書き下ろし時代小説の第一線で活躍を続ける作家です。代表作のひとつ「百万石の留守居役」シリーズ(講談...
市井人情

「時代小説●2024年4月下旬の新刊情報(文庫)」をアップ

『すずめのお師匠 身代わり与力捕物帖』|氷月葵|角川文庫2024年4月21日から4月30日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2024年4月下旬の新刊(文庫)」を掲載しました。今回は、氷月葵(ひづきあおい)さんの文庫書き下ろし...
ミステリー

「時代小説ベスト10」1位! 今いちばん面白い奉行所小説

『北の御番所 反骨日録【十】 ごくつぶし』|芝村凉也|双葉文庫昨年度(2023年)「時代小説SHOW」の「時代小説ベスト10」【文庫書き下ろし部門】で1位に推した芝村凉也(しばむらりょうや)さんの「北の御番所 反骨日録」の最新刊が出ました。...
剣豪

故郷筑前の裏社会を、閻羅遮と呼ばれる用心棒が斬る

『谷中の用心棒 萩尾大楽 外道宿決斗始末』|筑前助広|アルファポリス文庫2022年に、第11回日本歴史時代作家協会賞文庫書き下ろし新人賞を受賞した、筑前助広(ちくぜんすけひろ)さんの時代小説、『谷中の用心棒 萩尾大楽 阿芙蓉抜け荷始末』に続...
人物

十一年間眠っていた武田信玄が関ヶ原前に覚醒、家康と対決

『紺碧の将』|高久多樂|コンパス・ポイント最近、時代小説のイノベーションということをよく考えます。今のままでは、遠からず読者が広がらずにマーケットが縮小していくのではないかという危機感も持っています。そんなこともあって、歴史時代小説の新しい...