ミステリー

八丁堀同心、戦国時代へタイムスリップして、殺人事件の探索

『鷹の城 定廻り同心新九郎、時を超える』|山本巧次|光文社文庫山本巧次(やまもとこうじ)さんの代表作の「大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう」(宝島社文庫)は、2024年5月時点で、10タイトルを数える人気シリーズとなっています。現代のOLがタイ...
ユーモア

義賊、忍びに、影御用、幽霊剣士…、登場人物は裏の顔ばかり

『実は、拙者は。』|白蔵盈太|双葉文庫デビュー以来、その作風にハマって追っかけている作家さんがいます。本書の著者の白蔵盈太(しろくらえいた)さんもその一人です。文芸社が主催する第3回歴史文芸賞最優秀賞受賞し、2021年『松の廊下でつかまえて...
ユーモア

旗本父子の大家稼業と、絵師と役者の負け犬コンビの再生物語

『悪友顛末 うつけ屋敷の旗本大家 二』|井原忠政|幻冬舎時代小説文庫井原忠政さんの『悪友顛末 うつけ屋敷の旗本大家 二』(幻冬舎時代小説文庫)は、文庫書き下ろしシリーズの第2弾。本書は、「三河雑兵心得」シリーズで、多くの時代小説ファンを虜に...
単行本

歴史の底から這い寄る「屍(ゾンビ)」。当代人気作家の競演

『歴屍物語集成 畏怖』|天野純希・西條奈加・澤田瞳子・蝉谷めぐ実・矢野隆|中央公論新社今の歴史時代小説界を代表する人気作家の、天野純希さん、西條奈加さん、澤田瞳子さん、蝉谷めぐ実さん、矢野隆さんが、歴史の底にうごめく「屍(ゾンビ)」をテーマ...
人物

【理流解説】孤高の合戦屋、はじまりの物語。いざ、出陣

『奔る合戦屋 上・下』|北沢秋|河出文庫北沢秋(きたざわしゅう)さんの歴史時代小説、『奔る合戦屋(はしるかっせんや) 上・下』(河出文庫)が河出書房新社より、スタイリッシュな装幀で装いも新たに復刊されました。縁あって、今回、解説を担当させて...