ミステリー

浅見光彦のご先祖様が、出口が見えない不知森で謎解き

『不知森の殺人 浅見光彦シリーズ番外』|和久井清水|光文社文庫内田康夫さんの未完の遺作を引き継ぐ、「『孤道』完結プロジェクト」の最優秀賞を受賞し、『孤道 完結編 金色の祈り』で作家デビューした著者。和久井清水(わくいきよみ)さんの「浅見光彦...
ユーモア

危篤の大久保忠世を見舞う茂兵衛、箱根で襲撃を受け危機一髪

『三河雑兵心得(十四) 豊臣仁義』|井原忠政|双葉文庫井原忠政(いはらただまさ)さんの『三河雑兵心得(十四) 豊臣仁義』(双葉文庫)を読みました。足軽から大出世して鉄砲百人組を率いる大将となった植田茂兵衛の活躍を描く、大人気の戦国小説シリー...
単行本

夏の思い出が一生の宝物に。子どもに読んでほしい時代小説

『夏がいく』|伊多波碧|理論社おとないちあきさんの表紙イラストで、幼い日の祭りの記憶が蘇ってきて、郷愁を誘われます。伊多波碧(いたばみどり)さんの『夏がいく』(理論社)は、小学校高学年以上向けに書かれた児童書です。江戸時代の旅籠を舞台にして...
ミステリー

森から抜け出せ! 戦慄のノンストップ・ホラーミステリー

『斬首の森』|澤村伊智|光文社田舎育ちにもかかわらず、灯のない暗い道が苦手なくらい恐がりです。怪談やホラーからはなるべく遠ざかるようにしていました。今回は、時代小説ではなく、ホラーミステリーの紹介です。ところが、澤村伊智(さわむらいち)さん...
ミステリー

「大衆文芸」夏号の西村京太郎三回忌特集と編集人平野周さん

「大衆文芸」2024年夏号|新鷹会財団法人新鷹会が発行する会報誌「大衆文芸」2024年夏の号が届きました。新鷹会(しんようかい)は、1940年(昭和15年)に、作家長谷川伸さんを中心にして、新しい文学の創造と開拓をめざした当時の新人たち村上...