人物

第171回直木賞候補に、岩井圭也さんの『われは熊楠』含む5作

6月13日(水)、第171回直木三十五賞(公益財団法人日本文学振興会主催)の候補作品5作品がx(旧Twitter)で発表されました。歴史時代小説のカテゴリーに入れられる作品では、岩井圭也さんの『われは熊楠』(文藝春秋)が候補作に選ばれました...
合戦、戦い

「時代小説●2024年6月中旬の新刊情報(文庫)」をアップ

『三河雑兵心得【十四】 豊臣仁義』|井原忠政|双葉文庫2024年6月11日から6月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2024年6月中旬の新刊(文庫)」を掲載しました。今回は、井原忠政さんの歴史時代小説、『三河雑兵心得【...
ミステリー

稀代の数寄者の瓢仙と怪談売りの銀次の痛快もののけ譚、開幕

『うろうろ舟 瓢仙ゆめがたり』|霜島けい|光文社文庫生来の怖がりで、お化け屋敷が苦手で入ったことがありません。お金を払ってまで、怖い思いをする気が知れません。さて、霜島けいの新シリーズ、『うろうろ舟 瓢仙ゆめがたり』(光文社文庫)は、稀代の...
人物

三人の王朝女性たちの恋と、紫式部の娘・賢子の波瀾の生涯

『紫式部の一人娘』|阿岐有任|文芸社文庫大河ドラマ「光る君へ」のおかげで、平安時代に興味を持った方から、おすすめの時代小説を紹介してほしいと言われることがあります。そんなときに、最近紹介しているのがこの本です。サイトで紹介するのがすっかり遅...
人物

なぜ人は争うのか? 元寇に立ち向かう、鎌倉御家人河野通有

『海を破る者』|今村翔吾|文藝春秋今村翔吾さんの『海を破る者』(文藝春秋)は、元寇をテーマにした歴史小説です。地理的に恵まれている島国ということもあって、日本はこれまで外国から侵攻された経験がほとんどありません。そんな中で日本史上最大の危機...