2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!
単行本

最低亭主から別れて、人生を取り戻せ――江戸の離婚模様

西條奈加さんの長編時代小説、『わかれ縁(えにし)』を入手しました。浮気と借金を繰り返す最低亭主から逃げた女房は、離縁できるのか?江戸の離婚模様というと、田牧大和さんの『縁切寺お助け帖』など、幕府公認の縁切寺、鎌倉・東慶寺へ駆け込む女性たちを...
剣豪

「くらまし屋」の掟と「炙り屋」の矜持がぶつかるとき

『花唄の頃へ くらまし屋稼業 6』|今村翔吾今村翔吾さんの文庫書き下ろし時代小説、『花唄の頃へ くらまし屋稼業 6』を紹介します。本書は、飴細工屋を表稼業をもつ堤平九郎らが、依頼人のために命を賭けて、この世から晦(くら)ませる裏稼業「くらま...
単行本

「2020年3月の新刊(単行本)」をアップ

2020年3月1日から3月31日の間に、単行本(ソフトカバー含む)で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2020年3月の新刊(単行本)」を掲載しました。今月は、中央公論新社から刊行される、浅田次郎さんの『流人道中記(上・下)』を紹介します。...
文庫

「2020年3月上旬の新刊(文庫)」をアップ

2020年3月1日から3月10日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2020年3月上旬の新刊(文庫)」を掲載しました。今回は、小学館文庫から刊行される、赤神諒(あかがみりょう)さんの『北前船用心棒 赤穂ノ湊 犬侍見参』を紹介し...
剣豪

激化するお家騒動、「迷い熊」は惠比壽屋父娘を護る

芝村凉也さんの文庫書き下ろし時代小説、『長屋道場騒動記(六) 迷い熊匿す』を入手しました。心優しき巨躯の剣士「迷い熊」こと間野生馬が悪を討つ! 痛快人情活劇シリーズ第六弾です。十年に及ぶ廻国修行から江戸に戻ると、亡父が開いた道場は留守の間に...