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市井人情

学問一筋の用心棒が花街を守る、深川人情シリーズ第4弾

荒崎一海(あらさきかずみ)さんの文庫書き下ろしシリーズの第四弾、『九頭竜覚山 浮世綴(四) 小名木川(おなきかわ)』(講談社文庫)を入手しました。 主人公の九頭竜覚山(くずりゅうかくざん)は、出雲国松江藩十八万六千石松平家の食客のような存在...
戦国

青年期から本能寺の変まで、歴史小説で読む、明智光秀の謎

2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公、明智光秀を描いた、文庫オリジナルの歴史時代小説アンソロジー、『光秀 歴史小説傑作選』(PHP文芸文庫)を入手しました。 池波正太郎さん、山岡荘八さんから、植松三十里さん、冲方丁(うぶかたと...
オンデマンド本

人形佐七だけじゃない、横溝正史さんの懐かしの捕物帳

名探偵金田一耕助シリーズでおなじみの、横溝正史(よこみぞせいし)さんの捕物小説、『朝顔金太捕物帳』(捕物出版)をオンデマンド本で入手しました。 横溝さんの捕物小説といえば代表作の「人形佐七捕物帳」が頭に浮かびますが、浅学ゆえに本シリーズのこ...
市井人情

育ての親の稼業を継ぎ、お市は深川で私立探偵を始める

『よろず屋お市 深川事件帖』 誉田龍一(ほんだりゅういち)さんの文庫書き下ろし時代小説、『よろず屋お市 深川事件帖』(ハヤカワ時代ミステリ文庫)を紹介します。 著者は、「大目付光三郎」「御庭番闇日記」など痛快な活躍が楽しめるシリーズや、「日...
伝奇

盟友が殺害され、最大の窮地に陥る三郎太と旗本集団「影廻衆」

福原俊彦さんの文庫書き下ろしシリーズの第三弾、『隠密旗本 本意にあらず』(光文社文庫)を入手しました。 著者の福原さんは、榎本秋名義で文芸評論家、歴史作家として多彩な活動をされ、歴史に関する膨大な知識に裏付けされた作品で定評があります。 数...