2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!
単行本

未曾有の大災害の中で、補陀落渡海に挑んだ人々を描く

中嶋隆(なかじまたかし)さんの長編時代小説、『補陀落ばしり物語』(ぷねうま舎)を献本いただきました。本書は、江戸時代の中頃、補陀落渡海(ふだらくとかい)を行った人々を描いた時代小説です。補陀落渡海とは、紀州熊野沖にあるとされた補陀落山(ふだ...
ミステリー

「2020年2月の新刊 上」をアップ

2020年2月1日から2月10日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2020年2月の新刊 上」を掲載しました。今回は、PHP文芸文庫から刊行される、文芸評論家の細谷正充さん編による時代小説アンソロジー、『ねこだまり 〈猫〉時代...
ブックガイド

2019年単行本時代小説ベスト10を発表

「時代小説SHOW」による、2019年単行本時代小説のベスト10を発表しました。奥付表記が2018年10月1日から2019年10月31日発行の時代小説作品で、単行本で刊行されたものを対象としました。注:直近の作品までを対象にしたいという意向...
単行本

御免色里、吉原を作った庄司甚右衛門とその女房花仍の物語

落花狼藉|朝井まかて朝井まかてさんの長編時代小説、『落花狼藉』(双葉社)を紹介します。本書は、日本橋葺屋町の近くに吉原遊郭(元吉原)を創設から、浅草寺裏の日本堤に遊郭(新吉原)を移転するまでの、40年間を描いた、公許遊郭吉原の黎明期を描いた...
人物

この国の礎を築いた、天下の嫌われ者石田三成の生涯を描く

吉川永青(よしかわながはる)さんの長編時代小説、『治部の礎』(講談社文庫)を入手しました。タイトルから想像がつく通り、治部少輔(じぶのしょうゆう)こと石田三成を描いた戦国時代小説です。武田信玄配下の戦国最強部隊「赤備え」と赤鬼と呼ばれる井伊...