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ブックガイド

『文蔵 2020.3』は、日本の「伝統芸能」に小説で触れる

『文蔵 2020.3』(PHP研究所・PHP文芸文庫)のブックガイドは、歌舞伎、能から、文楽、舞踊、落語まで 日本の「伝統芸能」に小説で触れる です。 文芸評論家で書評家の大矢博子さんが、「東西東西――。」歌舞伎や落語の名フレーズに乗せて、...
ユーモア

大名倒産を目論む父。継いだ御家は火の車、若殿の運命は?

浅田次郎さんの長編時代小説、『大名倒産 上』、『大名倒産 下』(文藝春秋)(文藝春秋)を入手しました。 もっと時代小説を書いてほしいと思う作家の一人に、浅田次郎さんがいます。 本書は、著者、久々の笑いあり、涙ありのエンターテインメント時代小...
単行本

大名の国替え、旗本たちの人事異動――お殿様たちの悲喜劇

歴史家の安藤優一郎さんの歴史読み物、『お殿様の人事異動』(日本経済新聞出版社)を献本いただきました。 春は、卒業、入学、進級、入社、転勤、異動など、人の移動が多い時期ですね。 江戸時代は、国替えという名の大名の異動(転封)が繰り返されました...
剣豪

刺客との最後の戦い、「風の市兵衛」大坂三部作、大団円へ

辻堂魁さんの文庫書き下ろし時代小説、『希みの文(のぞみのふみ) 風の市兵衛 弐』(祥伝社文庫)を紹介します。 本書は、算盤侍こと、唐木市兵衛が若き頃に修業をした大坂の地での活躍を描いた、『縁の川』『天満橋まで』と続く、大坂三部作ともいうべき...
文庫

江戸の屋敷を立入り御免!無双の奉行が闇に巣食う悪を斬る

山田剛(やまだたけし)さんの文庫書き下ろし時代小説、『新地奉行 太田太田太』(コスミック・時代文庫)を献本いただきました。 新地奉行とは、耳慣れない言葉ですが、江戸幕府で実際にあった職名で、書院・小姓組の両番から出役して、江戸府内の武家・社...