単行本

二人の「きたさん」が事件を通して成長していく人情捕物帖

『きたきた捕物帖』宮部みゆきさんの長編時代小説、『きたきた捕物帖』(PHP研究所)を献本いただきました。多くの時代ミステリーを発表してきた著者ですが、「捕物帖」とタイトルに入る作品は、本書が初めてです。「私がずっと書きたかった捕物帖」「生涯...
人物

戦国に名門足利家を守り、喜連川藩をつくった二人の姫の物語

『さくらと扇』神家正成(かみやまさなり)さんの長編小説、『さくらと扇』(徳間書店)を紹介します。本書は、新進気鋭の時代小説家たちが参画した歴史小説イノベーション「操觚の会(そうこのかい)」と、栃木県さくら市がコラボレーションして生まれた、歴...
市井人情

「2020年6月上旬の新刊(文庫)」をアップ

『新酒番船』|光文社文庫2020年6月1日から6月10日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2020年6月上旬の新刊(文庫)」を掲載しました。今回は、光文社文庫から刊行される、佐伯泰英さんの『新酒番船(しんしゅばんふね)』を取...
単行本

時代小説家でカリスマ講師が明かす、「時代小説」の舞台裏

『新・時代小説が書きたい!』鈴木輝一郎さんの小説技法の解説書、『新・時代小説が書きたい!』(河出書房新社)を入手しました。著者は、『浅井長政正伝』『金ヶ崎の四人 信長、秀吉、光秀、家康』など歴史時代小説作品を多数発表されている時代小説家。『...
単行本

権勢の頂きを目指す、藤原四兄弟の前に立ちはだかる最強の敵

『四神の旗』馳星周さんの長編小説、『四神の旗(ししんのはた)』(中央公論新社)を入手しました。本書は、『比ぶ者なき』に続く、奈良時代を舞台にした、長編歴史時代小説です。藤原不比等の四人の息子たち、武智麻呂、房前、宇合、麻呂に光を当てた古代歴...