ミステリー

時代小説で清張賞受賞から21年、ミステリーで乱歩賞受賞

6月8日、第66回江戸川乱歩賞(日本推理作家協会主催)が発表されて、佐野広実(ひろみ)さんが「わたしが消える」で受賞されました。昨日の朝日新聞夕刊で、「清張賞→乱歩賞、21年経て新人賞また」の見出しで、第66回江戸川乱歩賞の受賞者の佐野さん...
ユーモア

漱石、一葉、子規も絶賛、宮本武蔵の明治の奇妙な冒険

『文豪宮本武蔵』田中啓文(たなかひろふみ)さんの時代小説、『文豪宮本武蔵』(実業之日本社文庫)を入手しました。戦国末期から江戸初期に活躍した剣豪、宮本武蔵が明治にタイムスリップして、剣を捨て小説家に転職するという、痛快時代エンターテインメン...
女性

岡っ引きと下っ引きをつとめる、娘二人の大江戸バディ捕物帖

『寄り添い花火 薫と芽衣の事件帖』倉本由布(くらもとゆう)さんの文庫書き下ろし時代小説、『寄り添い花火 薫と芽衣の事件帖』(ハヤカワ時代ミステリ文庫)を献本いただきました。ライトノベルで活躍されてきた、著者は、2016年より時代小説『むすめ...
単行本

第163回直木賞候補に、『じんかん』、『能楽ものがたり 稚児桜』

2020年6月16日(月)、第163回(2020年上半期)直木三十五賞(公益財団法人日本文学振興会主催)の候補作品5作品が発表されました。時代小説では、今村翔吾さんの『じんかん』(講談社)と、澤田瞳子(さわだとうこ)さんの『能楽ものがたり ...
人物

乱世の梟雄、松永久秀のイメージを一変させる歴史エンタメ

『じんかん』今村翔吾さんの長編時代小説、『じんかん』(講談社)を紹介します。戦国武将の松永弾正久秀は、仕えた三好家を滅ぼし、天下の将軍足利義輝を暗殺し、東大寺の大仏殿を焼き尽くしたことから、織田信長をして、「この男、人がなせぬ大悪を一生の内...