剣豪

又十郎、非情な密命を果たして、妻と再会し故郷に帰れるのか

『脱藩さむらい 切り花』金子成人(かねこなりと)さんの文庫書き下ろし時代小説、『脱藩さむらい 切り花』(小学館文庫)を入手しました。本書は、密命を帯びて、愛妻と別れて江戸で暮らしている、脱藩侍、香坂又十郎の日々を描いた文庫書き下ろしシリーズ...
ブックガイド

『文蔵 2020.7・8』の特集は、「医療小説」の進化を追え!

『文蔵 2020.7・8』(PHP研究所・PHP文芸文庫)の特集は、ミステリから人間ドラマ、時代小説まで 「医療小説」の進化を追え! です。特集では、文芸評論家の末國善己さんが、「危機の現代」こそ読むべき名作15選と題して、感染症や医療への...
ミステリー

時代小説で清張賞受賞から21年、ミステリーで乱歩賞受賞

6月8日、第66回江戸川乱歩賞(日本推理作家協会主催)が発表されて、佐野広実(ひろみ)さんが「わたしが消える」で受賞されました。昨日の朝日新聞夕刊で、「清張賞→乱歩賞、21年経て新人賞また」の見出しで、第66回江戸川乱歩賞の受賞者の佐野さん...
ユーモア

漱石、一葉、子規も絶賛、宮本武蔵の明治の奇妙な冒険

『文豪宮本武蔵』田中啓文(たなかひろふみ)さんの時代小説、『文豪宮本武蔵』(実業之日本社文庫)を入手しました。戦国末期から江戸初期に活躍した剣豪、宮本武蔵が明治にタイムスリップして、剣を捨て小説家に転職するという、痛快時代エンターテインメン...
女性

岡っ引きと下っ引きをつとめる、娘二人の大江戸バディ捕物帖

『寄り添い花火 薫と芽衣の事件帖』倉本由布(くらもとゆう)さんの文庫書き下ろし時代小説、『寄り添い花火 薫と芽衣の事件帖』(ハヤカワ時代ミステリ文庫)を献本いただきました。ライトノベルで活躍されてきた、著者は、2016年より時代小説『むすめ...